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「信じられない」「素晴らしい」、ハイパーヴェノム着用の名FWレワンドフスキ、クローゼが振り返った「あの日」

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質問に応えるFWロベルト・レバンドフスキ(右)とミロスラフ・クローゼ

 FWロベルト・レバンドフスキ(バイエルン)、FWゴンサロ・イグアイン(ユベントス)、FWハリー・ケイン(トッテナム)、FWエディンソン・カバーニ(パリSG)、FWマーカス・ラッシュフォード(マンチェスター・ユナイテッド)、昨年現役引退したFWミロスラフ・クローゼという新旧ワールドクラスのストライカーたちがドイツ・ミュンヘンで開催された「ハイパーヴェノム(HYPERVENOM) 3」発表会に出席。イギリスの衛星放送SKYの公開収録も兼ねて行われた「ハイパーヴェノム 3」発表会は「ゴールスコアラーのためのスパイク」である「ハイパーヴェノム 3」に掛けてゴール、ストライカーというテーマ中心にトーク形式で進行し、各ストライカーたちは2人ずつ登場して用意されていた質問に応えた。
 
 レワンドフスキとクローゼはサッカー人生におけるひとつのハイライトのような瞬間をクローズアップ。15年9月22日のボルフスブルク戦でレワンドフスキは交代出場すると、わずか9分間で5ゴールという圧巻のゴールショーを演じて見せた。レワンドフスキは「信じられない気持ちだった。実感するのに半年くらいかかりました。(あの時は)次々にスコアできた。若かった頃はなかなかできなかったが、今ではスコアを入れられるようになった」。

 また元ドイツ代表FWクローゼは4度目のW杯挑戦で自身初の世界一に輝いた14年7月13日のブラジルW杯決勝(対アルゼンチン)戦について「素晴らしい日だった。たくさんのたくさんの人に見てもらいましたし、若い頃夢見ていた瞬間のような、キャリア最高のゴールを決められたような瞬間でした」と振り返った。

 質問はそれぞれのプレーや考え方についても。カバーニはストライカーとして準備をすることについて「ゲームの一部一部、全体を想定して対応すること」と語り、イグアインは「どれだけスコアを入れるかよりもしっかりとチームが勝てるように得点することが、自分が得点することよりも大事なことだ」と心構えを口にした。

 短時間であったが注目ストライカーたちがイベントで“競演”。発表会後には個別インタビューが行われ、それぞれが「ハイパーヴェノム 3」についてや自身のストライカーとしての特長、偉大なストライカーになるためにユース年代の時に重視して磨いてきたもの、また日本の中高生プレーヤーたちへのメッセージも語っている。(ゲキサカでは後日、ケイン、ラッシュフォード、クローゼのインタビュー記事を掲載予定です)。

(取材・文 吉田太郎、取材協力 NIKE)

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