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マラドーナ、ナポリ生まれの元隠し子ディエゴ・ジュニアに30年越しの謝罪

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アルゼンチンの英雄ディエゴ・マラドーナ

 アルゼンチンの英雄、ディエゴ・マラドーナが16日、ナポリのサン・カルロ劇場で行われたライブショー『トレ・ヴォルテ10』で、息子へ30年越しの謝罪をした。

 1737年完成の伝統ある歌劇場で行われたマラドーナのショーには、多くのナポリファンのほか、アウレリオ・デ・ラウレンティス会長、GKホセ・マヌエル・レイナ、FWロレンツォ・インシーニェ、FWカジェホンらナポリ関係者も多く訪れた。

 マラドーナはその舞台で、息子であるマラドーナ・ジュニアことディエゴ・アルマンド・シナグラに30年越しの謝罪を行った。

「30年経ってしまったが、息子ディエゴに謝りたい。もうお前を見捨てたりしない」

 劇場の平土間席(プラテア)にいた息子へ呼びかけ、舞台へ上がるよう促すと、観衆から拍手が贈られた。

 ディエゴ・シナグラは、マラドーナがナポリでプレーしていた1986年に生まれた。母親のクリスティーナ・シナグラは父親がマラドーナであることを明かしていたが、当時マラドーナには別の交際相手がいたため、息子を認知していなかった。

 しかし、マラドーナそっくりの容貌も話題となり、マラドーナ・ジュニアとして知られるようになった。1993年には裁判所からマラドーナとの父子関係を認められている。マラドーナ自身が息子を認知したのは2007年と遅かったが、現在も交流は続いている。

 ディエゴ・シナグラは2004年までナポリの下部組織に所属し、2001年にはU-17イタリア代表に選ばれたものの、その後は開花せず、ビーチサッカーに転向して2008年にはイタリア代表に選出されている。


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