beacon

ドルトムント香川真司、練習試合全戦に先発出場…リーグ再開に向けてポジション確保に成功か

このエントリーをはてなブックマークに追加

ドルトムントで復調の兆し見せるMF香川真司

 ドルトムントに所属する日本代表MF香川真司は、ウィンターブレイクの練習でトーマス・トゥヘル監督の信頼を取り戻したようだ。ドイツ紙『ルールナハリヒテン』が今後における同選手のスタメン起用を有力視している。

 ドルトムントは17日、ドイツ3部のパダーボルンとテストマッチで対戦し、6-1の大勝を収めた。スペイン合宿中に行われたPSV戦(4-1)、スタンダール・リエージュ戦(3-0)に続き、香川はパダーボルンの本拠地で臨んだこの一戦でも先発メンバーに名を連ね、後半18分まで主にインサイドハーフとしてプレーしている。

 パダーボルン戦では、MFゴンサロ・カストロ(前半22分)、前試合スタンダール戦を欠場したマルコ・ロイス(前半37分)やMFマリオ・ゲッツェ(後半18分)らが1ゴールずつをマーク。香川の代わりに後半途中から出場したポルトガル代表DFラファエル・ゲレイロも1ゴール(後半36分)、MFアンドレ・シュールレは2本のPK(後半23分、同39分)を決めている。一方でDFスベン・ベンダーが相手選手のチャージを受け、負傷交代を強いられた。

 香川はゴールにこそ絡まなかったものの、そのプレーはクラブ公式ウェブサイトのレポートで「ポジティブなトレンドを確かめることができた」と好材料の一つとして挙げられた。また地元の『ルールナハリヒテン』も「合宿で良いトレーニングを見せた香川は中盤の中央(での起用)において有力のようだ」と伝え、21日に行われるブンデスリーガ第17節ブレーメン戦に向けてスタメン候補として見ているようだ。

 なおFWピエール・エメリク・オーバメヤン(アフリカネーションズ杯)やMFウスマン・デンベレ(負傷)など計7人が不在のドルトムントだが、この試合では珍しい光景が見られた。トゥヘル監督は香川とポーランド代表DFルカシュ・ピシュチェクを除きドイツ人選手のみで構成されたチームを先発起用し、前線にはゲッツェ、シュールレ、ロイスといったドイツ代表メンバーを並べている。


●欧州組完全ガイド
●ブンデスリーガ2016-17特集
世界のサッカー情報はgoal.com

TOP