beacon

リバプールが不覚…最下位スウォンジーにまさかの3失点で今季ホーム初黒星

このエントリーをはてなブックマークに追加

リバプールがフェルナンド・ジョレンテの2得点などでスウォンジーに2-3で敗れた

[1.21 プレミアリーグ第22節 リバプール2-3スウォンジー]

 プレミアリーグは21日に第22節を行った。リバプールはホームでスウォンジーと対戦し、2-3で敗れた。

 15日の前節マンチェスター・ユナイテッド戦(1-1)は終盤の失点で2試合連続引き分けに終わったリバプールは、負傷明けのMFコウチーニョ、DFナサニエル・クラインが先発復帰。18日に行われたFA杯3回戦の再試合プリマス(4部相当)戦から10人を変更し、2017年リーグ戦初勝利を目指した。

 試合は序盤から当然のようにリバプールがボールの主導権を握る。引いて守る相手に、コウチーニョが中盤の底まで下がってゲームメイク。左サイドからはMFジェームズ・ミルナーが精度の高いクロスを供給し、チャンスを作る。前半17分には、右サイドに開いてボールを受けたFWロベルト・フィルミーノがクロスを送り、MFアダム・ララーナがバイシクルシュートを放つなど、相手ゴールを脅かす。

 スウォンジーは前半19分、左サイドからMFトム・キャロルが中央に折り返したボールがDFデヤン・ロブレンに当たってゴール方向に飛んだが、左ポストを直撃。前半は押し込まれる時間が続いたが、ポール・クレメント新監督と共にアシスタントコーチに就任した“守備の職人”クロード・マケレレ氏の指導を受けた影響からか、強固な守備を形成し、リバプールにほとんど決定機を与えなかった。

 前半はスコアレスに終わったが、後半の立ち上がりに試合が激しく動く。劣勢だったスウォンジーは同2分、MFギルフィ・シグルドソンの右CKからDFフェデリコ・フェルナンデスがヘッドで落とし、MFウェイン・ルートリッジがキープしたボールをFWフェルナンド・ジョレンテが右足で蹴り込み、先制点。さらに同7分、左サイドからDFマルティン・オルソンが上げたクロスをジョレンテが頭で合わせ、スウォンジーが一気に2-0と引き離した。

 まさかの2点ビハインドとなったリバプールは後半10分、MFジョーダン・ヘンダーソンが左に大きく展開し、ミルナーがクロスを送ると、ファーサイドのフィルミーノがヘディングで合わせ、1点を返す。これで勢いづくと同24分には、左サイドを抜け出したMFジョルジニオ・ワイナルドゥムが上げたクロスをフィルミーノが胸でキープし、左足ボレーシュートをゴール左隅に突き刺し、2-2と同点に追いつく。

 守備の連携が崩れてしまったスウォンジーだが、リバプールの反撃を2点にとどめると、後半29分に勝ち越しゴールを決める。キャロルの中央突破からこぼれたボールをシグルドソンが左足で押し込んだ。リバプールも猛攻を仕掛けるが、同36分にロブレンが強烈ミドル、ララーナのシュートもゴールネットを揺らすことができず、試合はそのまま2-3で終了。リバプールは今季カップ戦も含め、本拠地アンフィールドで初黒星を喫した。


●プレミアリーグ2016-17特集

TOP