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フル出場の香川、右足首痛は完治せずも「腫れがなければプレーできる」

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右足首痛を抱えながらフル出場したMF香川真司

[1.21 ブンデスリーガ第17節 ブレーメン1-2ドルトムント]

 ブンデスリーガは21日、第17節2日目を行い、MF香川真司の所属するドルトムントは敵地でブレーメンと対戦し、2-1で勝った。香川は2試合連続の先発出場を果たし、リーグ戦では開幕戦以来のフル出場。ウィンターブレイク明け初戦を制し、「大事な(再開)初戦ということで、開幕戦のような雰囲気がチームにあった中で、厳しいピッチコンディションを含めたアウェーで勝てたことが一番良かったと思う」と、納得の表情を見せた。

 立ち上がりの前半5分に相手のミスを突いて先制したドルトムントだが、その後はなかなか2点目を奪えない。前半39分には相手GKが一発退場。数的優位に立ったが、前半アディショナルタイムにはクロスバー直撃のシュートを打たれるなど、決して楽な試合展開ではなかった。

「1か月ぶりの公式戦ということもあったし、前半がああいう状況で終わって、みんながすごくプレッシャーを感じていた。1か月空いただけで緊張感はすごく増した」。後半14分には同点ゴールを献上。10人相手に試合を振り出しに戻されたが、後半26分、左CKの流れから最後はDFウカシュ・ピシュチェクのゴールで勝ち越した。

 香川は「課題がたくさん残るゲームだった」と認めるが、リーグ戦は3試合連続ドローに終わっていただけに、再開初戦で手にした勝ち点3の意味は大きい。香川自身、昨年11月以降は右足首痛で欠場する試合も多かったが、リーグ戦では開幕戦以来、今季2度目のフル出場を果たした。

 ただし、右足首の状態については「痛みを感じるときはあるし、まだ100%というわけではない」と、まだ完治はしていないという。「しっかり治すならまだ時間がかかると思う。ただ、腫れができているようだと厳しいけど、日本のドクターを含めて、腫れがなければプレーできるという見解なので、そこは自分の中でしっかり見極めて、足の状態を含めて、グラウンド状況でしっかり判断していきたい」と、今後もケガと付き合いながらプレーしていく覚悟を口にした。

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