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後半AT8分にサンチェスが決勝PK! 10人アーセナルが終盤荒れた一戦を制し、2位に浮上

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アレクシス・サンチェスの決勝PKでアーセナルが2位に浮上

[1.22 プレミアリーグ第22節 アーセナル2-1バーンリー]

 プレミアリーグは22日に第22節を行った。アーセナルはホームでバーンリーと対戦し、2-1で勝利した。

 2位トッテナムと3位リバプールが今節引き分けに終わったため、この試合に勝利すれば、単独2位に浮上する4位アーセナル。前節スウォンジー戦と同じメンバーで臨んだ一戦は、立ち上がりから主導権を握り、前半14分に右サイドからFWアレックス・イウォビがグラウンダーのクロスを入れると、PA手前からMFメスト・エジルが左足を振り抜くもGKトム・ヒートンに弾き出されてしまう。

 アーセナルは前半24分、右クロスのクリアボールをエジルが左足ダイレクトで狙うもわずかにゴール右に外れる。同43分には、エジルのFKのセカンドボールを拾ったFWアレクシス・サンチェスが相手1人をかわしてPA内から右足を振り抜くも、枠を捉えきれず、前半のうちに先制のゴールネットを揺らすことができなかった。

 後半もアーセナルが試合を優勢に進めるが、サンチェスやMFアーロン・ラムジーのシュートは精度を欠き、なかなかGKヒートンの牙城を崩すことができない。それでも同14分、エジルの右CKからニアに走り込んだDFシュコドラン・ムスタフィが頭で合わせ、これが左サイドネットに吸い込まれて先制。ムスタフィは移籍後初ゴールとなった。

 ついに均衡を破ったアーセナルだったが、後半20分にパスカットされたMFグラニト・ジャカがMFスティーブン・デフールへの危険なスライディングタックルで一発レッド。1人少なくなったアーセナルは直後に、イウォビを下げてMFフランシス・コクランを中盤の底に入れた。その後はなかなか決定的な場面を作ることはできなかったが、ムスタフィとDFローラン・コシールニーのCBコンビ、守護神ペトル・チェフを中心にこのまま逃げ切るかと思われた。

 しかし、アーセナルは後半アディショナルタイム3分にコクランがPA内でFWアシュリー・バーンズの足を引っかけてしまい、PKを献上。これをFWアンドレ・グレイに決められ、土壇場で同点に追いつかれた。さらに主審の判定に抗議したアーセン・ベンゲル監督は退席を命じられた。それでも、諦めなかったアーセナルは同アディショナルタイム7分、コシールニーがPKを獲得。これをサンチェスが憎いほどの冷静さで決勝点を決め、2-1でアーセナルが勝利。勝ち点47に伸ばし、2位に浮上した。


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