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好調・乾も見せ場作れず…バルサ、“MSNトリオ”そろい踏みで4発快勝

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1得点を挙げたバルセロナFWリオネル・メッシ

[1.22 リーガ・エスパニョーラ第19節 エイバル0-4バルセロナ]

 リーガ・エスパニョーラ第19節3日目が22日に開催され、MF乾貴士が所属するエイバルバルセロナが対戦。前半32分にMFデニス・スアレスのゴールで先制したバルセロナが、後半に3点を加点して4-0の完封勝利を収めた。11試合連続先発出場を果たした乾は後半33分までプレーしたが得点には絡めなかった。

 前半10分にバルセロナをアクシデントが襲う。MFゴンサロ・エスカランテと接触したMFセルヒオ・ブスケツが負傷し、D・スアレスとの交代を余儀なくされた。エイバルの激しいプレスに遭い、なかなか攻撃の形を作れないバルセロナは同21分、FWリオネル・メッシの浮き球のパスからPA内に進入したFWルイス・スアレスが右足で狙うがシュートは枠を捉え切れず。

 一方のエイバルは前半23分、左サイドでボールを受けた乾が中央に切れ込んで右足シュートで狙うも、ボールはゴール右へと外れた。さらに同25分には高い位置でボールを奪うと、FWセルジ・エンリクのパスを受けたFWアドリアン・ゴンサレスがミドルレンジからゴールを脅かすが、GKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンに右手1本で弾き出されてしまった。

 すると前半32分にバルセロナが先制に成功する。左サイドからDFジョルディ・アルバがPA内に送ったパスの流れからメッシが放ったシュートは相手選手にブロックされたが、こぼれ球に反応したD・スアレスが抑えの利いたミドルシュートを突き刺し、スコアを1-0とした。さらに同42分には細かいパスワークでエイバル守備を崩すと、メッシのスルーパスからFWネイマールが決定機を迎えたが、シュートはGKジョエル・ロドリゲスに阻まれてしまう。

 前半アディショナルタイムにネイマールのスルーパスから完全に裏を取ったL・スアレスがゴールを脅かすがポストを叩くなど、1-0とバルセロナがリードしたまま前半を折り返した。すると後半5分、バルセロナが追加点を奪取する。中盤でボールを受けたメッシが右サイドのL・スアレスに展開してゴール前に走り込むと、浮き球のリターンパスを左足ダイレクトで流し込んでリードを2点差に広げた。

 後半23分にはDFフロリアン・ルジューヌからボールを強奪したL・スアレスが、PA内まで持ち込んで落ち着いてネットを揺らし、スコアは3-0に。3点を追い掛けるエイバルは同33分に乾に代えてMFルベン・ペーニャを投入するが、同39分のMFペドロ・レオンの枠を捉えたミドルシュートがテア・シュテーゲンに弾き出されるなど得点を奪えず。試合終了間際にはネイマールが追加点を奪い、バルセロナが4-0の完封勝利を収めた。

 なお、リーガ通算40試合目の出場を果たした乾は、マジョルカでプレーしたFW大久保嘉人の39試合を抜き、リーガでの日本人最多出場記録を更新している。


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