元イタリア代表で1982年のW杯ペイン大会で優勝経験もあるフランチェスコ・グラツィアーニ氏が、中国移籍を拒否したフィオレンティーナのFWニコラ・カリニッチを非難した。イタリアラジオ局『ラディオ・スポルティーバ』のインタビューで明らかになった。

　今冬の移籍市場では、中国スーパーリーグのクラブがブラジル代表のMFオスカルや元アルゼンチン代表のFWカルロス・テベスらスター選手を爆買いしたことで話題となり、賛否両論を呼んだ。

　グラツィアーニ氏は、先日、天津権健の年俸1200万ユーロ(約15億円)と言われるオファーを拒否したカリニッチについて持論を語っている。

「クレイジーだと言わざるをえない。とんでもない額のオファーを断ったんだ。私だったらどこへでも行く。バングラデシュにでもね。気持ちは分かるが、あれだけの額は断れないよ。バカなことをしたもんだ。もしカリニッチが私に相談してくれていたら、違ったアドバイスをできただろう」

　グラツィアーニ氏は破格の条件ならば移籍をするべきだと語り、爆買いオファーを受け入れるよう勧めている。

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