かつてマンチェスター・ユナイテッドの黄金時代を築いたアレックス・ファーガソン氏が、同クラブの歴代最多得点記録を更新したイングランド代表FWウェイン・ルーニーを称賛している。

　ルーニーは21日に行われたプレミア第22節ストーク・シティ戦で、マンチェスター・Uでの250ゴール目を奪い、ボビー・チャールトン氏が記録した249ゴールを抜いて新記録を樹立。マンチェスター・Uで最多記録が更新されたのは1973年以来、実に44年ぶりとなった。

　ファーガソン氏が『MUTV』の取材に応じていることをクラブ公式ウェブサイトが伝えている。

「44年も続いた記録だよ。ルーニーが加入したときも、サー・ボビーの記録を誰もが破ることなど想像していなかった。だから、彼の記録達成は信じられないよ。しかもボビーよりもルーニーの方が200試合以上も少ないんだ。それが、この記録の凄まじさを物語っている」

　ルーニーは04年夏にエバートンから、当時ファーガソン氏が率いていたマンチェスター・Uに加入。同年9月28日のチャンピオンズリーグのフェネルバフチェ戦で初ゴールを決め、約13年間をかけての記録更新となった。

「ルーニーの記録を超える者が現れるとは思わない。あり得ないとは言わないがね。今日のサッカー界を見る限り、マンチェスター・Uは選手が10年以上残り続ける数少ないクラブなんだ」

「ルーニーの記録を更新するには、若手のマーカス・ラッシュフォードがこの先10年このクラブでプレーしたとして毎シーズン20ゴール以上挙げなければならない。それは非常に難しいことだし、願ってもなかなか実現することではないよ」

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