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[MOM2044]尚志MF加瀬直輝(1年)_ゴール連発誓う快足ドリブラーが2発!

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尚志高MF加瀬直輝は2得点の活躍

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[1.28 東北高校新人選手権1回戦 新屋高 0-3 尚志高 相馬光陽サッカー場B]

 本人は「向かい風の時に風の影響でスピードも出なくて、切り返しとかもボールが流れて」と強風が原因で自分のドリブルが十分に発揮できなかったと悔しがる。それでも彼の切れ味は群を抜いていた。

 尚志高の右SH加瀬直輝(1年)は50m走6秒1の快足ドリブラー。特に前半は抜群のスピードと横への鋭い動きで相手の守りを切り崩した。そして1-0の前半17分には、強風吹き荒れるゲームコンディションを理解し、活用した一撃。「風が吹いていて難しかったんですけど、遠くからでもシュートを狙おうと思って。そしたらズドンでした」。普段ならドリブルシュートを狙うバイタルエリアからの右足ミドルをゴールへ突き刺して状況判断の良さを示した。

 さらに後半も決定機に絡み、33分には左クロスにファーサイドから飛び込んで2点目のゴール。チームを初戦突破へ導いたが、現在チームの指揮を執っている西田潤コーチは課題も指摘する。まだまだパフォーマンスに安定感がなく、いいプレーが続かない。だからこそ、自分の良いプレーを続けて、チームの主軸としての地位を「確立していってほしい」と期待する。

 本人もその点は自覚していると言い、「悪い時は得点が入らなくて。ゴールまではいつも行けるので」安定して得点していくことを誓う。「ゴールまではいつも行ける」と突破への自負ものぞかせるが、足下だけに頼らず、スピードを活かした抜け出しなどを磨いてゴールを重ねていく意気込みだ。

 今後は「得点を一番取れるように。得点で一番貢献できる選手になっていきたいです」。今回の東北高校新人戦で突破、ゴールと自信をさらに深めて、17年のブレイクに繋げる。

(取材・文 吉田太郎)

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