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酒井宏樹が語るマルセイユでの生活、海外挑戦について「日本人は冒険心がない」とも…

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マルセイユのDF酒井宏樹

 マルセイユでプレーする日本代表DF酒井宏樹がフランスでの生活について口を開いている。フランス『leJDD.fr』が報じた。

 酒井は今シーズン開幕前、ドイツのハノーファーからフランスのマルセイユへと移籍。ハノーファー時代の2年間は、クラブが日常生活でも酒井のために通訳を雇っていた。「英語はまだ完璧じゃない」と話す酒井は、ルディ・ガルシア監督の勧めもあり、現在はフランス語を習っている。

 極東の島国で暮らす日本人にとって海外挑戦はハードルが高く、いつの時代も『言語』が大きな壁となる。酒井はそういった消極的な姿勢について「日本人は日本を離れることに臆病ですよね。日本人には冒険心があまりないと思います」と語った。

 プレー面でも生活面でもフランスという地に馴染みつつある酒井だが、マルセイユが危険な街であることも認めている。昨年11月にも、右サイドでコンビを組むMFフロリアン・トバンがマルセイユの通りで襲われている。当時、日本代表の練習に参加していた酒井は「日本のテレビでも報道されていましたね。散歩の最中に辺りを警戒するなんて、僕はしたことがありません。マルセイユの人たちは僕のことを覚え始めてくれて、『写真を撮りたい』と言われたことはあるけど、全然攻撃的ではないですね。ただ、住所は秘密にしています。妻にも、一人で外出するなと言ってありますよ」と話し、警戒心を持っているとした。

 とはいえ、酒井がマルセイユでの生活に不満を持っている様子はない。「情熱あるクラブでプレーしたかった」という希望を叶え、継続的な出場機会も得られている。今後の活躍にも注目が集まるところだ。


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