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GKミニョレが汚名返上のPKストップ! チェルシーとリバプールの上位対決は白熱ドロー

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MFジョルジニオ・ワイナルドゥムの同点弾でチェルシー対リバプールはドロー決着

[1.31 プレミアリーグ第23節 リバプール1-1チェルシー]

 プレミアリーグは31日、第23節を行った。アンフィールドでは首位チェルシーと4位リバプールが対戦。前半24分にDFダビド・ルイスのFKでチェルシーが先制するも、後半12分にMFジョルジニオ・ワイナルドゥムのゴールでリバプールが追いつき、上位対決は1-1で引き分けに終わった。

 今節注目の上位対決。チェルシーとの勝ち点差(10差)を縮めたいリバプールは、MFコウチーニョやMFアダム・ララーナ、FWロベルト・フィルミーノらが先発。ゴールマウスはGKシモン・ミニョレが守った。一方、首位快走中のチェルシーは、MFエデン・アザールやFWジエゴ・コスタなど、今季の好調なチームを牽引する主力が先発に名を連ねた。

 試合は立ち上がりからリバプールがボールを支配する。低い位置から丁寧にパスを回し、ピッチを幅広く使ったサイド攻撃を仕掛けていく。さらに中央ではコウチーニョが独特なリズムでボールをコントロールし、相手の脅威となった。しかし、D・ルイスを中心としたチェルシーの守備をなかなか崩すことができず、前半12分にワイナルドゥムが強烈なミドルシュートを放つもGKティボー・クルトワのセーブに阻まれた。

 対するチェルシーは前半24分、アザールがドリブルで中央突破を試み、ララナのファウルでFKを獲得する。MFウィリアンがボールをセットし、まだ完全にリバプールの壁が整っていない中、D・ルイスが意表を突いた右足シュートを放つ。これには一瞬ボールから目を離したミニョレも反応できず、左ポストの内側をかすめて先制のゴールネットを揺らした。

 1点ビハインドのリバプールは後半4分に決定機。コウチーニョのヒールパスは相手DFにカットされたが、PA中央のスペースに転がり、フリーのフィルミーノが右足を振り抜くも枠を大きく外してしまい、チャンスを逃す。それでも、直後にMFビクター・モーゼスの左足シュートが右ポストを叩き、冷や汗をかいたが、同13分に同点に追いつく。

 ララナの左足シュートは至近距離でブロックされたが、こぼれ球に反応したMFジョーダン・ヘンダーソンがダイレクトでPA左に浮き球パス。これをDFジェームズ・ミルナーがヘッドで折り返し、モーゼスに当たって中央に流れたボールをワイナルドゥムが頭で押し込み、試合を振り出しに戻した。

 その後、均衡した状況が続くと、チェルシーは後半27分にアザールを下げてFWペドロ・ロドリゲス、リバプールも同30分にコウチーニョに代えてMFサディオ・マネをピッチに送り込み、決勝点を狙った。すると、同31分にD・コスタがDFジョエル・マティプに倒され、チェルシーがPKを獲得。キッカーのD・コスタがゴール左を狙うもGKミニョレに止められてしまい、勝ち越しの絶好のチャンスを逃した。

 終盤に向けてファウルが増え、互いに決定的な場面を作ることができない。チェルシーは後半45分にMFエンゴロ・カンテが高い位置でボールを奪い、最後はペドロがPA手前から左足を振り抜くも、ボールはわずかにゴール右。試合はそのまま動かず、1-1で引き分けに終わった。


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