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昨季王者はACL除外決定…審判への賄賂問題、全北現代の訴えをCASが棄却

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昨季王者の全北現代は今季のACLに出場することができなくなった

 アジアサッカー連盟(AFC)は3日、韓国Kリーグの全北現代が訴えていた今季のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の出場資格停止処分の解除を求める訴えが、スポーツ仲裁裁判所(CAS)によって棄却されたと発表した。これにより、昨季王者の全北現代が今季ACLに出場することはなくなった。

 全北現代は2013年、クラブのスカウトが審判2人に金銭を渡し、自チームに有利な判定をするように依頼。この行為が発覚し、同スカウトは懲役6か月、執行猶予2年の有罪判決を受けていた。そして韓国Kリーグも昨年9月30日、審判買収の全北現代にリーグ戦の勝ち点9の剥奪と罰金1億ウォン(約970万円)の処分を科すことを決定。当時リーグ戦で首位を独走していた全北現代だったが、最終節で敗れ、2位に終わった。

 AFCはこの全北現代の審判買収問題を受け、1月18日に独立機関の出場管理機構によって同クラブのACL出場に関して審議。その結果、全北現代の出場権剥奪が決定した。全北現代はCASに決定の無効を求めて訴えを起こしていたが、異議が認められることはなかった。


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