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プレーヤー・オブ・ザ・マッチに戸惑い?新10番倉田「番号で決めてくれたんちゃうかな」

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[2.7 AFCチャンピオンズリーグPO G大阪3-0ジョホール・ダルル・タクジム 吹田S]

 この試合のMVPであるプレーヤー・オブ・ザ・マッチ(POM)には、今季よりガンバ大阪の10番を背負うMF倉田秋が選出された。ただ3得点を奪ったチームで倉田はアシストもゴールも記録していない。「よく分からないですね」。苦笑いで戸惑いの表情をみせた倉田は、「番号で決めてくれたんちゃうかな」とおどけた。

 しかし全く存在感がなかったわけではなかった。寒さのためかチーム全体のエンジンのかかりが遅かった印象を受けたが、それでも前半14分にドリブル突破から左足でミドルシュートを放ってリズムを作り、同29分のFW長沢駿の得点の場面では、アシストしたDF藤春廣輝への絶妙なスルーパスを通してみせた。

「10番をつけるからにはチームを勝たせる結果を出していかいといけないと思っている。今日は全く満足していないです」。どこまでも貪欲な姿勢を貫いた青黒の新背番号10。新ポジションのトップ下についても「去年の天皇杯からやり始めたんですけど、体が覚えてきた。でもまだまだ完成しいていないので、それをACLやJリーグまでに突き詰めていやっていきたい」と意欲的に語った。

(取材・文 児玉幸洋)

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