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21歳新星の「出来すぎたデビュー」!!三浦弦太をG大阪先輩選手も絶賛

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[2.7 AFCチャンピオンズリーグPO G大阪3-0ジョホール・ダルル・タクジム 吹田S]

 21歳の新星が最高のデビュー戦を飾った。3年連続となるAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の本戦出場権をかけて戦ったガンバ大阪は、新加入のCBコンビDF三浦弦太(←清水)とDFファビオ(←横浜FM)をスタメンに並べて臨んだ。ともに昨年までのレギュラーだったDF丹羽大輝をベンチに追いやっての先発出場だった。

 そして三浦は後半25分、MF遠藤保仁の蹴ったCKを頭で合わせてダメ押しとなる3点目を奪った。「自分のマークが外れやすかった。どこに入るのかを伝えていて、いいボールを蹴ってもらったので、入れることができました。出来すぎたデビュー。デビュー戦で取れると思ってなかったので、素直にうれしく思います」と笑顔をはじけさせた。

 得点もさることながら、守備面での安定感も光った。確かに地力に勝ることでG大阪が攻め込まれることはほぼなかったが、「日本語でコミュニケーションが取れる」と話す新CBコンビが集中力を切らすことはなかった。先輩たちもコンビの落ち着きを絶賛。MF倉田秋が「前でしっかりつぶしてくれるからいい感じ」と話せば、DF今野泰幸は「良かったですね。言うことない。パスもいいところに動けば出てくるので、すごくやりやすかった」と手放しに称えた。

 ただこの試合で浮かれてはいけない。三浦もそれは十分に分かっている。「すばらしい雰囲気のなかで試合ができることをうれしく思う」と新本拠地の吹田スタジアムでのプレーを初々しく振り返った21歳は、「今日のように毎回無失点で終わらせたい。攻撃の部分でもフィードだったり、自分の良さを出していけたらいい」。攻撃サッカーに進化を求める今季のG大阪。三浦の存在がポイントになることは間違いなさそうだ。

(取材・文 児玉幸洋)

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