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新10番大前が“初”アシスト!江坂の電光石火弾で大宮が群馬に1-0勝利

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大宮アルディージャが1ー0で辛くも勝利

[2.11 プレシーズンマッチ 大宮1-0群馬 NACK]

 ドコモプレゼンツ2017Jリーグプレシーズンマッチが11日、NACK5スタジアム大宮で行われ、大宮アルディージャザスパクサツ群馬に1-0で勝利した。

 沖縄、宮崎県内でキャンプを行ってきた大宮は4-4-2のシステムで、新加入の4選手が先発メンバーに入った。GK塩田仁史に、4バックは右からDF奥井諒、主将のDF菊地光将、DF河本裕之、DF大屋翼。中盤はMF横谷繁とMF茨田陽生のダブルボランチで、右にMF瀬川祐輔、左にMF長谷川アーリアジャスールが入り、2トップはMF江坂任とFW大前元紀が組んだ。

 群馬は3-4-3のシステムで、新加入5選手が先発に名を連ねた。GK牲川歩見、3バックは右からDF舩津徹也、DF川岸祐輔、DFパク・ゴン。中盤は主将のMF山岸祐也とMF松下裕樹がダブルボランチを組み、右にMF高橋駿太、左にDF阿部巧。前線は右にMF鈴木崇文、左にMF高井和馬、中央にFW岡田翔平が入った。

 試合はいきなり動いた。開始早々の前半1分、大宮はPA後方でFKを獲得すると、清水から新加入の大前がキッカーを務める。シュート性のクロスはGKに左手で弾き出されたが、続く右CKから大前がファーサイドに絶妙なクロスを送ると、江坂がヘディングシュート。これがゴール左隅に突き刺さり、電光石火で先制に成功した。

 群馬は前半23分、高橋のパスを受けた山岸がグラウンダーのミドルを狙ったが、シュートはゴール右に外れる。さらに高井、岡田が立て続けにシュートを狙ったが、ゴールネットを揺らすには至らない。前半30分、大宮は先制点を奪った江坂が負傷交代し、FWネイツ・ペチュニクが投入された。

 徐々に流れを引き寄せた群馬は前半39分、中盤まで下がって組み立てに入っていた高井がドリブルで運び、右に展開。舩津がつなぎ、PA右から鈴木が振り向きざまに狙ったが、シュートは枠をとらえられず。対する大宮は今季、群馬から加入した瀬川が前半45分、逆サイドの長谷川からのクロスに合わせたが、右足シュートはGKにキャッチされた。

 1ー0で前半を折り返すと、大宮は後半開始と同時に塩田に代えてGK加藤順大を投入。後半14分には瀬川に代えてMFマテウスを投入した。後半16分、舩津に右足ミドルを蹴り込まれたが、加藤が横っ飛びで弾き出す好セーブを披露し、窮地をしのいだ。

 大宮は後半23分、マテウスのパスを受けた右サイドの奥井が折り返し、ペチュニクが飛び込んだが、ヘディングシュートは枠外。後半35分にも右サイドの奥井からのクロスにゴール前のペチュニクが頭で合わせたが、シュートはゴール右に外れ、決定機を逸した。追加点は奪えなかったものの、そのまま大宮が逃げ切り、1ー0で勝利。今月25日のJ1開幕戦・川崎F戦(NACK)に弾みをつけた。

(取材・文 佐藤亜希子)

●2017シーズンJリーグ全クラブ練習試合

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