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浦和GK榎本、実戦をこなして“見えてきたモノ”

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横浜FMから加入した浦和レッズGK榎本哲也

[2.11 プレシーズンマッチ 浦和1-1FCソウル 駒場]

 1万人を超える多くの浦和サポーターの前で初めて試合に臨んだ。FCソウル戦で先発出場を果たしたGK榎本哲也は「すごく新鮮だった」と白い歯を見せた。

 今季、下部組織から育った横浜FMから浦和に移籍加入。浦和のGKは攻撃の組み立てに頻繁に参加し、バックパスを受ける回数も多くなる。しかし、「足下の技術はレッズのGKには必要になると分かっていた」と意に介さず。そして、「スモールゲームが多い」と狭いエリアでの練習ではなく、実戦をこなすことで見えてきたものもあるようだ。

「周りの選手が皆ボールを欲しがってくれて、GKにも選択肢がある。今日も関根(貴大)とかが受けに来てくれたように、ボールを受けることが浸透しているので、俺が視野を広げてプレーできればもっと良くなると思う。スモールゲームでは自分にも余裕がない部分もあるけど、余裕ができれば視野も広がってパスの種類も増えるはずです」

 前半45分の出場時間の中で「思い通りにいかない部分もあったし、コンビネーションの部分は足りないところもあった」と課題も感じているが、「まだ開幕まで時間はあるので、もっと高めていきたい」と前向きに捉えている。

 浦和駒場スタジアムには1万1444人の観客が集まった。「この雰囲気でやるのは初めて。何か久々にピリッとした感じがして、すごく新鮮だった」と初の“ホームゲーム”を振り返ると、「日本一のファン・サポーターだと思っているので、覚悟を持ってゴールマウスを守りたい」と決意を表した。

(取材・文 折戸岳彦)

●2017シーズンJリーグ全クラブ練習試合

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