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泥沼5連敗…レスター指揮官「少しばかりの運が必要」も「マシンはまだ壊れていない」

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泥沼5連敗のレスター、再浮上することができるか

[2.12 プレミアリーグ第25節 スウォンジー2-0レスター・シティ]

 プレミアリーグは12日、第25節を行い、FW岡崎慎司が所属するレスター・シティは敵地でスウォンジーに0-2で敗れた。ベンチスタートとなった岡崎に出番はなし。昨季王者のレスターだが、泥沼の5連敗でまたしても2017年初勝利と初ゴールはお預けとなった。

 試合後、レスターを率いるクラウディオ・ラニエリ監督は「またしても同じ展開だ。信じられないよ」と肩を落とした。コメントを英『スカイスポーツ』が報じている。

 この日は前半36分にFKの流れから先制点を奪われ、前半終了間際のアディショナルタイム2分には2失点目。2点を追った後半もゴールは遠く、零封負けを喫した。「良い対戦相手に、私たちはすばらしい入り方ができた。組織としてうまくプレーできていたよ。だけど相手に最初のゴール内シュートを2本打たれたら、それがどちらも得点になってしまった。今シーズンはこういうことばかりだ」と指揮官はうなだれる。

「そうなってしまうと、なかなか試合を振り出しに戻すのは難しくなる。後半戦ではいくつかチャンスをつくったが、得点をするのは難しかった」

「相手の守備はとてもよかった。私たちも個人突破やクロスなど、状況を打開するための手段はなんでも試したが、結局はゴールに結びつかなかった」

 昨季は“奇跡の優勝”を果たしたが今季は“運”にも見放されたかのようなレスター。ラニエリ監督は敗因を語るよりも、勝負は時に“ささやかな運”が必要だと説く。

「最初のシュートで得点を許してしまい、次のシュートで追加点を許してしまうと、選手としては『僕達に何ができるっていうんだ?』と思いたくなるものだ。私たちは団結している。トレーニングのときも、とても頑張っている。だが、私たちが自信を取り戻すには、少しばかりの運も必要になる」

「私はとても強く、自分の選手たちを信頼している。すべてにおいてチームを信じているんだ。もう少しで本調子に戻れるはずだよ」

 “運”を欲する指揮官だが「私たちには2つの問題がある」とも冷静に指摘。「ゴールを許してしまうこと、そして得点がとれていないこと。現時点での私たちの問題はそれだ。解決策を探るために、一緒に話し合っていかなければならない。これが続くのは許されることじゃない」と険しい表情。

「マシンはまだ壊れていない。ただ、最大のパフォーマンスが発揮できていないときに、相手がトップレベルのプレーをしてきたら、相手に試合を支配されることになってしまう」と自らに言い聞かせるように話した。

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