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マラドーナが後悔、伝説の5人抜きも「もし、未来がわかっていたら…」

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サッカー選手になったことを後悔しているディエゴ・マラドーナ

 元アルゼンチン代表のレジェンド、ディエゴ・マラドーナ氏はサッカー選手になったことを後悔しているのかもしれない。スペイン『アス』が報じた。

 母国アルヘンティノス・ジュニアーズでキャリアをスタートさせたマラドーナ氏は、1982年6月にバルセロナに加入。84年6月にはナポリに移籍し、クラブの黄金時代を築き上げた。そして、キャリアの頂点ともいうべき86年のメキシコW杯では、“神の手ゴール”、“伝説の5人抜き”もあってアルゼンチンを2度目のW杯優勝に導いた。この大会は“マラドーナのための大会”とも呼ばれた。

 しかし、94年の米国大会はドーピング違反で大会から追放され、97年に引退した後も禁止薬物に手を染めた。心筋症などで入院、手術を繰り返し、生死の境をさまよったこともある。それでも、2008年から10年までアルゼンチン代表の監督を務め、南米予選に苦戦しながらも本大会行きの切符を掴み取った。南アフリカW杯では、チームは準々決勝敗退に終わったが、ピッチ内外での一挙手一投足がメディアの注目を集めた。

 現在もお騒がせ男としてサッカー界に影響を与えるマラドーナ氏は、14日に行われる古巣ナポリのUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)決勝トーナメント1回戦を観戦するために、スペインを訪れている。その際、マラドーナ氏は取材に応じたようで、「もし、未来がわかったら、サッカー選手にはならなかった」と後悔を口にしたという。禁止薬物に手を染めた過去があるが、サッカー界に大きな功績を残してきたマラドーナ氏。この発言に悲しむサッカー選手やファンは少なくないはずだ。

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