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バイエルンが圧巻5発!! エース・レワンドフスキやチアゴらの活躍で先勝…アーセナルは7季ぶり8強遠のく

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1ゴール1アシストのロベルト・レバンドフスキと、2得点の{*チアゴ・アルカンタラ}}

[2.15 欧州CL決勝T1回戦第1戦 バイエルン5-1アーセナル]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は15日、決勝トーナメント1回戦の第1戦を行った。アリアンツ・アレーナでは、バイエルン(ドイツ)とアーセナル(イングランド)が対戦し、5-1でバイエルンが先勝した。第2戦は3月7日にエミレーツ・スタジアムで行われる。

 D組2位で決勝トーナメント進出を決めたバイエルンは、昨年11月26日のリーグ戦から11試合負けなし(10勝1分)と好調。11日のインゴルシュタット戦からMFヨシュア・キミッヒとFWトーマス・ミュラーに代え、MFアリエン・ロッベンとMFドウグラス・コスタが先発起用された。

 一方、7シーズンぶりの8強入りを目指すアーセナルは、11日のハル・シティ戦で連敗をストップさせ、この試合を迎えた。メンバーは3人変更。グループリーグ引き続きGKダビド・オスピナがゴールを守り、左SBにキーラン・ギブス、ボランチにグラニト・ジャカがスターティングメンバーに名を連ねた。

 試合は立ち上がりから、欧州CLのホームゲームで大会記録の15連勝中のバイエルンが攻め込む。前半8分のMFアルトゥーロ・ビダルの左足シュートはGKオスピナにキャッチされたが、直後に先制のゴールネットを揺らした。同11分、右サイドでD・コスタのパスを受けたロッベンが中央にカットインし、左足一閃。得意な形から放たれたシュートがクロスバーの下をかすめて、ゴール左隅に突き刺さり、バイエルンが早々にスコアを動かした。

 1点ビハインドのアーセナルは守備時に相手への寄せが甘く、前線から連動したプレッシャーをかけたいFWアレクシス・サンチェスが孤立する場面が目立つ。それでも前半29分、サンチェスの右CKからDFローラン・コシールニーがFWロベルト・レバンドフスキのファウルを受け、PKを獲得。キッカーはサンチェス。右足で蹴り込んだシュートはコースが甘く、GKマヌエル・ノイアーに止められてしまうが、セカンドボールを右足で流し込み、早い時間帯に同点に追いついた。

 前半35分、バイエルンは左右に揺さぶり、PA左からDFダビド・アラバが中央に折り返したボールがDFエクトル・ベジェリンの腕に当たったかに見えたが、笛は鳴らず。アーセナルは同40分、カウンターからMFアレックス・オクスレイド・チェンバレンがマイナスに折り返したボールをジャカが左足ボレーを放つも、GKノイアーの正面に飛んでしまい、前半のうちに逆転とはならなかった。

 互いに前半のメンバーから変更はなく、後半を迎えたが、同4分にアーセナルにアクシデント発生。左足の腿裏あたりを気にしていたコシールニーがDFガブリエル・パウリスタとの交代を余儀なくされた。

 後半の立ち上がりはアーセナルの前からの守備に苦しんだバイエルンだったが、エースの一撃で息を吹き返す。同8分、右サイドでロッベンを追い越してボールを受けたDFフィリップ・ラームがクロスを供給。レワンドフスキの打点の高いヘディングシュートがゴール右に吸い込まれ、勝ち越しに成功する。さらに同11分、MFシャビ・アロンソのくさびのパスをレワンドフスキがヒールで中央に流すと、フリーでボールを受けたMFチアゴ・アルカンタラが冷静に右足でゴール左隅に流し込み、3-1とした。

 勢いが止まらないバイエルンは後半18分、左CKの流れからPA手前でセカンドボールを受けたチアゴが右足を振り抜く。相手DFに当たってコースが変わり、GKオスピナも足に当てたが、弾き出すには至らず、ボールはゴールに吸い込まれ、4-1と一気にリードを広げた。

 まさかの後半3失点を喫したアーセナルは後半21分にFWアレックス・イウォビを下げてFWセオ・ウォルコットを投入。同32分には、MFフランシス・コクランに代えてFWオリビエ・ジルを入れ、攻撃の枚数を増やした。しかし、活躍するのは皮肉にも守護神のオスピナ。再三の好セーブをみせていたが、同43分に途中出場のFWトーマス・ミュラーにとどめの一発を決められ、1-5で試合終了。アーセナルの8強入りは厳しい状況となった。


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