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HT中に檄を飛ばしたモウリーニョ、先勝を喜ぶも「まだ危険な状態」

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3-0先勝も気を引き締めるジョゼ・モウリーニョ監督

[2.16 EL決勝T1回戦第1戦 マンチェスター・U 3-0 サンテティエンヌ]

 ヨーロッパリーグ(EL)は16日、決勝トーナメント1回戦第1戦を行った。マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)はホームでサンテティエンヌ(フランス)と対戦し、3-0で先勝した。第2戦は22日にサンテティエンヌのホームで行われる。

 ポグバ兄弟の初共演が注目を集めた一戦は、前半15分にFWズラタン・イブラヒモビッチがFKからゴールネットを揺らし、ユナイテッドが先制。しかし、サンテティエンヌの高い位置からの守備、マークの甘さが散見し、前半は1点リードに終わった。

 クラブ公式サイトによると、ジョゼ・モウリーニョ監督は、ハーフタイム中に檄を飛ばしたという。「集中力、強い気持ちが欠けていては高いレベルのフットボールはできないということ。それをまず伝えた。試合開始早々にバックパスを出し、相手のストライカーとGKロメロが1対1になる状況を作ってしまった。序盤は酷い展開だった」と前半の内容に不満だったようだ。

 それでも、この激が効いたのか、後半は多くのチャンスを作り、同30分にFWマーカス・ラッシュフォードの折り返しからイブラヒモビッチが2点目。さらに同42分にイブラヒモビッチがPKを獲得し、これを自らゴール左隅に冷静に決めて、3-0で先勝した。「非常に良い結果だ。特に前半のプレーが良くなかったことを考えれば、良い結果だ。良い結果だが、まだ終わっていない。まだ危険な状態だ」と気を引き締める。

 ベスト16入りが懸かる第2戦は、22日にサンテティエンヌのホームで行われる。「私は過去にクレージーな結果を目にしてきた。たとえばトッテナム戦ではハーフタイムの時点で3-0で負けていたが、3-3の引き分けに持ち込んだこともある。あらゆることが起こり得るということを、クレージーな経験から知っている。我々は敵地で失点せず、逆に点を決めないといけない。そうでなければ非常に難しい状況に追い込まれてしまうだろう」と、突破が決まったわけではないことを強調した。


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