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[MOM422]全日本選抜FW中野誠也(3年)_三度目の正直の初戦突破、磐田入りFWが悔しさ晴らす2発

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[2.17 第31回デンソーカップチャレンジサッカー刈谷大会 全日本選抜4-0九州選抜 刈谷]

 三度目の正直となる初戦突破だ。全日本大学選抜は九州選抜を4-0で下し、初戦を白星で飾った。来季のジュビロ磐田入りを内定させている全日本のFW中野誠也(筑波大3年=磐田U-18)は2得点の活躍でチームへ貢献した。

 大学1年生時のデンチャレでは関東選抜Bへ選出されていたが、初戦で九州選抜に1-1(PK2-3)で敗れていた。全日本の一員として臨んだ昨年度大会は1回戦で北海道・東北選抜に3-3(PK4-5)で敗戦。大学の地域選抜対抗戦であるデンチャレで初戦の壁が高かった。それでも大学最後のデンチャレで、ようやく初戦で快勝。「本当に笛が鳴るまで集中していましたし、去年は自分の中で本当に悔しい思いをしたので、それが少しは果たせたかな」と安どの表情を浮かべた。

 試合を通じてチーム最多タイとなる6本のシュートを放つなど、積極的に仕掛けた中野。1点目は前半40分、右サイドからFW山口一真(阪南大3年=山梨学院大附高)のロングフィード。相手DFが頭で逸らしたのを見逃さず。こぼれを拾っての右足ダイレクトのループシュートはGKの頭上を抜いて、ゴールネットを揺らした。「山口が裏へ蹴れるとわかっていた」と話したように連携があっての得点だった。

 そして2点目は2-0の後半9分、相手CBのコントロールが大きくなったところへプレスにいき、ボールを奪取。GKとの1対1から冷静に右足で流し込んだ。「コースを切ることはできても、ボールを取る守備は課題。自分のなかでも守備でカットするシーンが少ないなと、もう一個いかないといけないと思いつつもいけていない部分があった」と言うFWが「少し改善できたかな」と自信になる形でゴールを決めた。

 全日本の宮崎純一監督は中野の得点シーンに言及。「特に誠也が相手のCBにプレッシングをかけて、奪って決めたというのは個人のファーストアプローチというか、ああいうところで相手を上回れて奪えた得点なので、とても貴重な点だと思う」と手放しで称える。中野の活躍もあり、チームは4-0で快勝。下位グループに回った昨季とは違い、優勝を目指すうえで必要不可欠な初戦突破を果たした。

 2得点取れた要因のひとつとして、中野は仲間との“連携”を挙げる。大会前の宮崎合宿では思うようなポジションでボールを受けることができず、「あまりいい関係がつくれていなかった」。それでも「自分はゲームをつくるより、受けてなんとかするタイプ。もらわないと始まらない」と仲間たちへボールが欲しい場所や自らの動き出しの特長を伝え続けた。練習やゲームを重ねるごとに連携は深まっていき、今回のデンチャレで結果につながった。

 試合後に笑顔をみせたFWは「今日は自分が欲しい場所でもらえるシーンが多かったのでいい関係ができているのかな」と微笑む。「自分の動き出しや欲しい場所などは伝え続けないといけない」。より多くのゴールを取るために。中野は味方に伝え続ける。

 悲願の初戦突破を果たし、優勝まであと2試合。初戦突破に安堵していたFWだが、一転その表情を引き締めると「あとは優勝するだけですね。何がなんでも全員で一丸となって優勝したい」と言い切った。

(取材・文 片岡涼)●第31回デンソーカップチャレンジ刈谷大会特集


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