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移籍後初フル出場の宇佐美、ブンデス5万ゴール目はならずチームも連敗

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FW宇佐美貴史は移籍後初のフル出場

[2.17 ブンデスリーガ第21節 アウクスブルク1-3レバークーセン]

 ブンデスリーガは17日、第21節1日目を行い、FW宇佐美貴史の所属するアウクスブルクはホームでレバークーゼンと対戦し、1-3で敗れた。宇佐美は3試合ぶり今季3度目の先発出場。左ウイングに入り、移籍後初となるフル出場を果たした。

 宇佐美が左サイドでボールを失った流れから先制を許した。前半23分、レバークーゼンがカウンターからFWハビエル・エルナンデスが右サイドに展開。MFカイ・ハフェルツの折り返しをMFカリム・ベララビが右足でゴールに流し込んだ。これがブンデスリーガ通算5万ゴール目のメモリアル弾となり、レバークーゼンが先制した。

 レバークーゼンは前半40分にも細かいパス回しからフリーでゴール前に抜け出したエルナンデスが左足で追加点。出場3戦連発となるゴールで2-0とリードを広げた。対するアウクスブルクは前半アディショナルタイム1分、後方からのロングボールを絶妙なトラップで収めたMFク・ジャチョルが横パス。PA内に抜け出した宇佐美が切り返しから右足を振り抜いたが、シュートは枠を外れ、移籍後初ゴールとはならなかった。

 0-2で前半を折り返すと、アウクスブルクは後半13分、MFドミニク・コールのロングパスに抜け出したFWラウール・ボバディジャがドリブルで独走し、GKとの1対1から右足でシュート。決定的なチャンスだったが、GKベルント・レノの好セーブに阻まれてしまう。それでも直後の15分、MFダニエル・バイアーのロングフィードを受けたボバディジャがスルーパスを通し、ク・ジャチョルがPA内左から折り返したボールをコールが右足で押し込んだ。

 1-2と1点差に追い上げたアウクスブルクだったが、レバークーゼンは後半20分、ハフェルツのスルーパスに反応したエルナンデスが自身2得点目となるダメ押しゴールを決め、3-1。出場した直近の2試合で4得点目となるチチャリートはこれで今季通算10ゴール目となり、勝利を決定づけた。

 左サイドでドリブル突破を見せるなど積極的に仕掛け、FKのキッカーも務めた宇佐美。移籍後初となるフル出場も果たしたが、得点に絡むプレーを見せることはできず、チームも今季2度目の2連敗となった。

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