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ヘルタ指揮官、AT経過後の同点弾に不満「審判は自分が思う時に試合を終えられる」

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ヘルタ・ベルリンパル・ダルダイ監督

 ヘルタ・ベルリンパル・ダルダイ監督が、バイエルン戦の結果に失望しつつ、選手たちのパフォーマンスには満足する姿勢を見せた。

 ヘルタは18日、ブンデスリーガ第21節でバイエルンと対戦。相性が悪いチームを相手に先制点を奪うが、試合終了間際にラストプレーで失点し、1-1のドローに終わった。ダルダイ監督は試合を以下のように振り返っている。

「95分の時点で試合が終わっていれば勝利だったので、ちょっとがっかりしている。確かにバイエルンは後半調子を上げたが、我々にもカウンターからのチャンスがあった。ただラストパスの精度を上げないといけない」

 また、バイエルンのFWロベルト・レバンドフスキが同点ゴールを決めたのは95分59秒。実際アディショナルタイムとして表示された5分間をほぼ1分超えていたことについてダルダイ監督は試合直後のインタビューでは「バイエルンへのボーナスとしか言いようがない」と不満を爆発させていたが、会見ではこのように話している。

「審判がホイッスルを鳴らすまで試合は終わらない。だから結果は1-1となった。消化するのがなかなか難しい。ドルトムントとの試合でも良いプレーを見せたが、PK戦の末に敗れ、今日もそれに似たようなところがあった」

「ルール上、アディショナルタイム(AT)に何分が表示されようと、審判は自分が思う時に試合を終えることができる。我々はそれを受け止めなければいけない。おかしな話だけどね。5分間を表示するんなら、5分で試合を終了しないと、その後に失点したときは気分悪いものだ。ただそれがルールなんだから仕方ないね。いずれにせよ今後はもっと上手く守ることしかできない」

 だが一方で、ハンガリー人指揮官はチームが見せたパフォーマンスには満足しているようだ。

「もちろんバイエルン相手に勝ち点1を獲得できるのは悪くない。チームは我々のプランをうまく実行できていたと思うよ。前半はコンパクトに守備し、相手をゲームに入らせないように激しくいこうと話していたが、そういうインテンシティーの高い試合は週に1度しかできない」

 ヘルタは公式戦3試合勝利なしとなったが、バイエルン相手に好パフォーマンスを披露し、今後の足がかりを作ることはできたのだろうか。


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