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「魔法が解けた」監督解任劇をレスターOBが冷静に分析「躍進が異常で元々トップクラブではない」

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 2015-16シーズンのプレミアリーグ制覇を果たしながら、今シーズンの成績不振で解任されたクラウディオ・ラニエリ。この監督解任劇について、レスターOBの元イングランド代表トニー・コティーが、レスターを取り巻く環境に大きな変化があったと言及している。

 コティーは「レスターが昨シーズン、偉業を成し遂げることができたのは、決して諦めてはいけないというメンタリティーがあったからだ。今となっては、選手たちも同じ奇跡を起こせるとは思っていないかもね」と発言。

 レスターをよく知るコティーは「リーグタイトルを獲得したことで、選手たちのメンタリティーが大きく変わってしまったのは事実だろう。ライフスタイル雑誌の特集で選手が紹介されたケースもあるけど、自分がスターのように振る舞う選手もいた。頭がおかしくなってしまったかのようにね」と述べている。

「レスターが昨シーズン見せた躍進は明らかに異常だった。その奇跡を私たちは愛していて、その姿を見続けていたかったんだ。だけど、実はレスターがトップクラブではなかった、という現実にみんなが気付いてしまった。もう魔法が解けたんだよ。実際のところ、リーグタイトルは身の丈に合ってないとね……」と続け、レスターの昨シーズンの躍進が“異常事態”であり、今シーズンの成績はある意味相応なものであると語っている。

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