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ケルン大迫、ライプツィヒを相手に再び得点の期待…敵地で自慢のツートップは躍動するか

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FW大迫勇也は2位ライプツィヒを相手に得点なるか

 昇格組ながら2位と躍進中のライプツィヒと、4位で終えた1991-92シーズン以来となる好成績を残しているケルン。ともに充実一途の2クラブが、ブンデスリーガ第22節に一戦を交える。対決の舞台となるのはレッドブル・アレーナ。第20節のハンブルガーSV戦で初黒星を喫するまで、ライプツィヒが9戦無敗を維持していた自慢のスタジアムだ。

 ケルン・サポーターがライプツィヒのチームバスを取り囲み、15分遅れでキックオフした第5節の試合は1-1のドロー決着。至近距離からニアサイドの上部をぶち抜くFW大迫勇也の豪快弾が決まり、ケルンがホームでの敗戦を免れた。その大迫は今回の一戦でも先発予定。前節のシャルケ戦で今季4アシスト目を決めるなど好調で、MFレオナルド・ビッテンコートやMFマルセル・リッセら怪我人が多い攻撃陣にあって不可欠な存在となっている。

 大迫とともに攻撃を力強くけん引しているのはFWアントニー・モデスト。第19節のボルフスブルク戦から3試合連続でゴールネットを揺らしているフランス人ストライカーが、相手の守備陣を苦しめそうだ。ライプツィヒのラルフ・ハーゼンヒュットル監督も「ゴールを決めるのに多くのチャンスを必要としない」と警戒を強めている。

 ちなみにモデストの元には先日、中国の天津泰達から4000万ユーロ(約47億円)の巨額オファーが舞い込んだ。しかし、頼れるエースは「ここで満足しているし、これからもここでゴールを決めていきたい」ときっぱり残留宣言。カネに靡かなかったモデストが、“金満クラブ”と揶揄されるライプツィヒとの一戦でさらに男を上げるかもしれない。

 ただ、ケルンの問題点は大迫&モデストの2トップへの依存度の高さで、両雄のホットラインを除く効果的な攻撃パターンが皆無。トップ下での先発が予想されるセルビア代表のMFミロシュ・ヨイッチ、あるいはジョーカー起用が有力なMFクリスティアン・クレメンスあたりが候補となる“第3のアタッカー”の活躍が待たれるところだ。

 一方、前節のボルシアMG戦で3試合ぶりとなる勝利を挙げたライプツィヒのキーマンは、FWティモ・ベルナーとMFエミル・フォシュベリ。ドイツ人最多の11ゴールを叩き出している前者も、リーグ最多の9アシストを記録している後者も、ボルシアMG戦で1ゴール1アシストを決めるなど調子を上げている。

 新興勢力がケルンを飲み込むか、古豪がライプツィヒの前に立ちはだかるか。この好カードのキックオフは日本時間25日の23時30分だ。


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