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ベルルスコーニ・ミランのラストゲームを白星で飾る…本田の連続出番なしはついに2桁10試合

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FWカルロス・バッカの疑惑の“2度蹴り”PKが決勝点になり、ミランが連勝を飾った

[2.26 セリエA第26節 サッスオーロ0-1ミラン]

 セリエAは26日、第26節を行った。日本代表MF本田圭佑の所属するミランは敵地でサッスオーロと対戦し、1-0で勝利した。ミランは昨年12月以来の2連勝を決めた。なお、ベンチスタートの本田は、セリエAでは10試合連続の出番なしに終わっている。

 ミランは3月1日に中国の企業グループのシノ・ヨーロッパ・スポーツへの株式譲渡の正式発表をする見込み。31年間続いたシルビオ・ベルルスコーニ名誉会長、アドリアーノ・ガッリアーニCEOの体制に終止符が打たれることになる。そして敵地戦だが、この試合が同体制でのラストマッチとなった。

 だが試合は前半から大荒れ。まずは11分にMFユライ・クツカのファウルによって、サッスオーロにPKが与えられる。しかしこのPKを“ミランキラー”のFWドメニコ・ベラルディが枠右に外してしまう痛恨の失敗。

 逆にミランは前半22分、エリア内でMFアンドレア・ベルトラッチが倒されてPKを獲得。これをFWカルロス・バッカが決めて、ミランが先制に成功。バッカがPKを蹴る瞬間に滑ったため、サッスオーロの選手たちは軸足にもボールが当たったことが2度蹴りだと猛抗議したが、認められなかった。

 ただ前半41分にミランがDFイニャツィオ・アバーテのクロスをバッカが合わせて追加点を挙げたかに思えた場面は、しっかりオフサイド判定がされ、ゴールが認められることはなかった。

 前半だけで両軍合わせて7枚のカードが飛び交うゲームだったが、後半は一転、落ち着いた流れになる。ミランは後半20分にMFマリオ・パシャリッチ、同31分にMFルーカス・オカンポスを投入。終了間際にMFアンドレア・ポーリの投入が選択され、本田にこの日も出番が回ってくることはなかったが、ミランが連勝を決め、勝ち点を47に伸ばした。


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