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モウリーニョ「ズラタンが勝たせてくれた」、イブラ慰留の切り札はファンの行動?

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イブラヒモビッチ慰留への切り札はファンの行動?

[2.26 EFL杯 マンチェスター・U 3-2 サウサンプトン]

 EFL杯(リーグ杯)は26日、ウェンブリースタジアムで決勝戦を行い、マンチェスター・ユナイテッドサウサンプトンに3-2で勝利し、6シーズンぶり5度目のリーグ杯制覇を飾った。

 試合後、マンチェスター・Uのジョゼ・モウリーニョ監督は「少し感傷的になっている。タイトルを何度も獲得するのは簡単なことではない。キャリアを通じ自分自身に科している重圧に対応するのは並大抵のことではない。難しい試合だったと感じられた。サウサンプトンを称えたい。カップを手にしたのは我々だったが、延長戦になっていても不思議ではなかった。優勝は常に特別。気持ちが昂らなくなるのは、家に帰るときだ」とタイトル獲得を喜んだ。クラブ公式サイトが伝えている。

 また指揮官は終了間際の決勝点を含む2得点の活躍をみせたFWズラタン・イブラヒモビッチを賞賛。「ズラタンが勝たせてくれた。彼は素晴らしかった」と手放しで称え、「ポール・ポグバも近いレベルにあったが、試合の大半で相手の方が良いプレーをしていた中、ズラタンは素晴らしかった。彼らには敗戦ではなく延長戦こそ相応しかったと思う。だがズラタンが違いを生み出し、チームに優勝をもたらしてくれた」と評価した。

 今季限りで契約が切れるイブラヒモビッチ。その去就は大きな注目を集めるがモウリーニョは自ら言及。「私はこれまで選手にクラブと契約するよう懇願したことはない。私のためにプレーして欲しいと頼んだこともない。ただ、ズラタンがインテルからバルセロナへの移籍を決めたときは悲しかった。しかし、彼の決断に影響が出るようなことは何一つしなかった」と続けた。

「私は選手に残るよう懇願しないが、必要ならユナイテッドファンが行動を起こしてくれるかもしれない。彼の家の前で夜通し待つこともできるかもしれない。きっと行動してくれるだろうね。我々は、彼にあと1年クラブでプレーしてもらいたい。そうしてくれると信じている」。指揮官はイブラヒモビッチ慰留のためにファンが行動してくれるはずと、ささやかに期待しているようだ。


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