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伊紙が50歳のカズを特集「セリエAと日本サッカーの架け橋」…トッティとも比較

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50歳の誕生日を迎え、試合後にはピンクのスーツで登場したカズ

 26日に50歳の誕生日を迎えたJ2横浜FCのFW三浦知良について、イタリア紙『ラ・スタンパ』が特集記事を掲載した。

 「カズヨシ・ミウラはどんな人物?」とのタイトルで、現在も現役でプレーを続ける三浦が50歳の誕生日を迎えたことを伝えている。今年、同年齢となるユベントスマッシミリアーノ・アッレグリ監督や、リバプールユルゲン・クロップ監督、元イタリア代表のロベルト・バッジョ氏、元イングランド代表のポール・ガスコイン氏らを例に挙げ、三浦の奇跡について驚きをもって報じている。

 なお最高記録としては、イングランド2部のバートン・アルビオンで51歳までプレーを続けたGKケビン・プールの記録が残るが、三浦があくまでフォワードの選手であることを強調している。

 1994-95シーズンにジェノアでプレーした三浦が、セリエA史上初の日本人選手であったことにも触れている。三浦は「セリエAと日本サッカーの架け橋となった先駆者」であり、のちに名波浩中田英寿中村俊輔柳沢敦大黒将志森本貴幸小笠原満男長友佑都本田圭佑ら多くの日本人トップ選手が後に続いた。

 さらに17歳から23歳までブラジルにサッカー留学をしたエピソードを挙げて、三浦が「典型的な日本人とは違う」ことを紹介した。ブラジルでドゥンガとともにプレーし、ジーコら名だたる選手のプレーを間近で観察した経験は、のちに日本サッカー発展の起爆剤となった。

 また日本では、三浦が「スター以上の存在」であり、「マンガの登場人物」のような存在であることも伝えている。タレントの三浦(旧姓:設楽)りさ子と結婚したことで、2005年にタレントのイラリー・ブラージと結婚したイタリアのレジェンド、FWフランチェスコ・トッティとも比較されている。

 最後に昨年6月、三浦がプロとして日本で最高齢となる得点を挙げたことや、9月には天皇杯に参加した最高齢の選手となったことを紹介し、業績を称えた。
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