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GKが試合中の事故で意識を失う…チェコリーグでの相手選手の迅速な救命措置に賛辞が集まる

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 25日に行われたチェコリーグのボヘミアンズvsスロバコのワンシーンが話題を集めている。

 前半30分、ボヘミアンズのチェコ人GKマーティン・バーコベックがハイボール処理をする際に味方DFのダニエル・クルチと衝突。そのままピッチに倒れ込んでしまった。

 その様子を間近で見ていたスロバコのトーゴ代表FWフランシス・コネは危険な状態とすぐさま察知し、仰向けになったバーコベックの口に手を入れて舌を飲み込んでないか確認。その後、タンカでバーコベックはピッチ外に運ばれ、最寄りの病院へと搬送された。

 その後バーコベックの命に別状がないと判明し、後半途中にはスタジアムのアナウンスでバーコベックが無事だと発表されると、来場者から大きな拍手が起こった。試合はスコアレスドローに終わっている。

 試合終了後、コネはメディアの前で「彼が舌を飲み込んでないか、すぐさま確認したんだ。実は試合中に意識を失った選手を間近に見たのは、過去に3度ある。アフリカで2度、タイで1度かな。だから今回が4回目だった」と語っている。

 また、意識を取り戻したGKバーコベックも試合当日に自身のフェイスブックを更新。「今日の試合で私を救ってくれたフランシス・コネに感謝したい。彼の迅速な対応に、心からありがとう」と、コネに感謝のコメントを残している。

 ボヘミアンズのミロスラフ・コウベク監督は「スポーツに起こり得る事故を前に、すぐさま処置をしてくれたコネに感謝したい。人の命に関わる状況で尽力してくれたことは、試合の勝敗よりも重要なものだった」とコネの対応を称賛している。
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