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ゴールラッシュの中心にいた男…浦和FW李「自分の良さは点に絡むこと」

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攻撃を活性化させた浦和レッズFW李忠成

[2.28 ACLグループリーグ第2節 浦和5-2FCソウル 埼玉]

 ゴールラッシュの中心には、この男がいた。3日前に行われたJ1リーグ開幕戦となった横浜FM戦ではローテーションの関係もあって、出場機会が訪れなかった浦和レッズFW李忠成だったが、21日のACL初戦となったWシドニー戦で1得点1アシストと好パフォーマンスを見せていた男は、またもやACLで自身の存在価値を証明してみせた。

 まずは前半9分、右サイドのMF駒井善成からのパスを李が後方を確認してスルーすると、ボールを受けたFW興梠慎三が右サイドを駆け上がる。そして、興梠のクロスをFW武藤雄樹がヘディングで決めて先制点が生まれた。さらに2分後の同11分には、右サイドから切れ込んだMF関根貴大のパスをPA内で受けた李が、落ち着いて左足のシュートを突き刺してリードは2点差に広がった。

 前半14分にFCソウルに1点を返されたものの、ここからも李が得点に絡みに絡みまくる。同15分、武藤からパスを受けて体を張ってキープすると、ボールを受けようと走り込んだ武藤へと預ける。前線へ運んだ武藤のラストパスから関根のゴールが生まれ、同21分には中央突破して放った李のシュートのこぼれ球をMF宇賀神友弥が蹴り込んで4点目。そして同45分には巧みな身のこなしでマーカーを外して興梠からボールを受けると、駆け上がった駒井を見逃さずにパスを送って5点目をアシストした。

 全得点に絡んだストライカーは「自分の良さはアシストやゴール、その前のプレーや味方を生かすプレーで得点に絡むこと。今日はそれを出せて良かったし、前のコンビネーションも良かった。プレーしていて楽しかった」と白い歯を見せた。

(取材・文 折戸岳彦)
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