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「LETHAL FINISHER」参加は自身にとって「チャンス」、鵬翔FW宇津元は九州屈指から日本代表するフィニッシャーへ

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九州屈指のストライカー、鵬翔高FW宇津元伸弥

「JFA Youth & Development Programme(JYD)」事業の一環としてNIKEが今春に開催している「LETHAL FINISHER MASTERCLASS」は日本のフットボールに横たわる問題、「得点力不足」を解消するために、“フィニシャーをつくりあげる”ことを目的としている。Jリーグや国際舞台でゴールを量産してきた選手たちやJリーグを代表する指揮官とのトレーニングによって突き抜けたフィニッシャーになるための要素を学び、体感。その次世代のフィニッシャー候補選手として全国トップクラスのFWから「LETHAL FINISHER MASTERCLASS」に選ばれた2人のうちの1人が、U-15日本代表候補歴を持つFW宇津元伸弥だ。

 現在浦和でプレーするFW興梠慎三もかつて背負った鵬翔高(宮崎)のエースナンバー「13」を下級生時から背負う逸材ストライカーは、「LETHAL FINISHER MASTERCLASS」を通して「(自分は)完璧なFWを目指していきたい。 (憧れは)興梠慎三選手。裏への抜け出しは凄いなと動画見ていても思いますし、そういったところは勉強して身につけたい」という先輩に近づく意気込みでいる。

 宇津元は「シュート精度だったり、裏への抜け出しだったり、スピードを活かしたドリブルだったりが自分の特長だと思っている」と自己分析するように、宮崎県、九州の大会では抜群のスピードでDFを振り切ってシュートを打ち込み、ゴールを連発してきた。だが、「LETHAL FINISHER MASTERCLASS」を通して目標とするFWになるためにはまだまだ課題があることを痛感。2月12日のDAY1に参加し、元日本代表FW久保竜彦氏から4対4のゴール前の攻防などのメニューを通して指導を受け、トップレベルのフィニッシャーになるため、進化を加速させるための改善点を学ぶことができたようだ。

 久保氏は次のプレーに繋がるファーストタッチやボールコントロール、自分が楽な体勢でボールを受けること、腕の使い方、シュートまでの足の運び方などを宇津元に細かく求めた。その一方で、課題を一つ一つ克服していけば、彼が大きく飛躍するだけのポテンシャルがあることを認める。「どうなるか楽しみ。高2であれだけシュート能力があるのが凄い。それをどこで使うか、どうやってそこまで持っていくかということ。受けるまでの流れと受けてからの流れがうまく合わされば、得点が増えると思う」と期待した。

 宇津元は今回、「LETHAL FINISHER MASTERCLASS」受講のために宮崎から上京。チームの協力もあって得られているこの貴重な機会を必ず成果に結びつける決意でいる。この日、「久保先生の教えで少し成長できたと思う」と微笑んだFWは「これ(LETHAL FINISHER MASTERCLASS)に選ばれた時は嬉しかった。ビックリしましたけれど、チャンスだと思いました。FWとして、ストライカーらしくなるための練習だと思っているので、もっとストライカーらしく成長できる会にしたいです」。

 本人は高校から即プロ入りという目標も掲げている。「高総体、選手権で活躍すればプロから目をつけられると思いますし、総体へ向けて準備して、自主練して、練習たくさんして結果に繋げたい」。この日、トレーニングを通して自分の強みを再確認し、課題克服へ意欲を高めたFWが「LETHAL FINISHER MASTERCLASS」を一段階上のフィニッシャーになるためのステップとする。

(取材・文 吉田太郎)
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