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「なんとしても取り返したかった…」 “FW”闘莉王が劇的弾! 京都に今季初勝利をもたらす

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京都サンガF.C.がDF田中マルクス闘莉王の移籍後初ゴールによって勝利した

[3.4 J2第2節 京都1-0徳島 西京極]

 J2リーグは4日、第2節を行った。西京極総合運動公園陸上競技場では、京都サンガF.C.徳島ヴォルティスが対戦。終了間際にDF田中マルクス闘莉王が決めたゴールが決勝点となり、1-0で京都がホームで今季初白星を飾った。

 試合は開幕連勝を目指す徳島が押し気味にゲームを進めた。前半11分、FW山崎凌吾が左足シュートを放つと、同30分にも左サイドからDFキム・ジョンピルが上げたクロスを山崎が左足で合わせる。しかし、チャンスをいかせず先制点を挙げることができない。

 一方、開幕戦からホーム連戦となった京都は前半20分、MF石櫃洋祐のFKからFW大黒将志がヘディングシュートを放つもわずかに左に外れる。前半のチャンスはこの1本に終わると、スコアレスの後半10分にFWケヴィン・オリスとDF内田恭兵、17分には高卒ルーキーのFW岩崎悠人をピッチに送り出し、攻撃のリズムを変えた。

 すると、京都はオリスが遠目の位置から強烈なミドルシュート。FWエスクデロ競飛王の右クロスに岩崎が飛び込むなど、徐々に攻撃の形が生まれ始める。しかし、後半30分あたりで闘莉王が足の状態を悪くしたようで、交代カードを使い切っていたため、前線に入り、MF吉野恭平が最終ラインに入った。

 試合はこのままスコアレスドローかと思われたが、京都が試合終了間際に試合を動かす。後半45分、自陣からロングボールを送り、オリスが頭で落とすと、闘莉王が右足ダイレクトでゴール右隅に流し込み、先制点。5分と表示されたアディショナルタイムを無失点で終え、京都が1-0で今季初勝利を飾った。

 試合後のインタビューで決勝点を挙げた闘莉王は、「前節、自分のミスで負けてしまって、心痛いほど、こんなどうしようもない俺でも眠れない夜が続いていて、なんとしても取り返したかった。まだまだ、不細工な試合で申し訳ないと思っているし、昨日より今日、今日より明日という感じで強いサンガをどうにかみんなで作っていきたい」と語り、サポーターの応援に感謝した。


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