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キャプテン森重が豪快ミドル!連携不足も「守備でまとまれた」FC東京、2戦連続完封勝利

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試合前のセレモニーで小池百合子都知事から花束を贈呈されたDF森重真人

[3.4 J1第2節 FC東京2-0大宮 味スタ]

 キャプテンの強烈な一撃に味の素スタジアムが沸いた。共に守備意識高く、手堅い試合の入りとなったFC東京のホーム開幕戦。0-0の拮抗した展開が続いたが、DF森重真人が均衡を破る先制ゴールを叩き込んだ。

 後半21分、ショートコーナーの流れからMF東慶悟のアシストを受けると、「枠に飛べば何かが起こると思った。ゴール前にも人数がいたので」とPA手前の位置で迷わず右足を一閃。豪快なミドルシュートはGK塩田仁史が左手で弾いたが、そのままゴールネットを揺らした。

「0-0でこらえながら勝ちを拾いに行く。今日は悪い中で勝ち点3を拾った戦いだった」。攻撃陣の連携はまだかみ合わず、前半のシュート数はわずか1本。それでも、前線の選手も連動してプレッシャーをかけ、一体感のある守備に徹した。「そこは切り替えて守備に集中することができた。今、何をすべきかを考えて、チーム全体として守備でしっかりまとまれたのが良かった」。

 押し込まれる時間帯もあったが、最後まで大宮の反撃を跳ね返した。後半32分にはFWドラガン・ムルジャの決定的なヘディングシュートをGK林彰洋が左手一本で弾き出すビッグセーブ。堅守速攻で少ないチャンスを生かし、後半アディショナルタイム1分にMF中島翔哉がダメ押しゴールを決めた。

「我慢強く試合を進めていくことで、ワンチャンス、ツーチャンスを決めてしっかり勝つことができた」。王者鹿島を撃破した開幕戦(1-0)に続く、2試合連続の完封勝利を飾った“新生FC東京”。連勝発進は4年ぶりとなるが、最終ラインを統率する主将は「まだ2勝しただけ。一年を通して勝ち点を積み上げないといけない。まだまだこれから」と気を引き締めていた。

(取材・文 佐藤亜希子)

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