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古巣に完敗の札幌MF兵藤「一番負けたくない相手だった」

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古巣戦で完敗を喫し、うなだれる札幌MF兵藤慎剛

[3.4 J1第2節 横浜FM3-0札幌 ニッパツ]

 “凱旋試合”は厳しい現実を突き付けられた。今季、プロ入りから9年間過ごした横浜FMを離れ、北海道コンサドーレ札幌に加入したMF兵藤慎剛。左腕にキャプテンマークを巻き、ダブルボランチの一角として古巣戦のピッチに立った。

 しかし、結果は0-3の完敗。「正直、Jリーグで一番負けたくない相手だった」と唇を噛むと、「0-3なので何も言えない。内容もまだまだ足りないところがいっぱいある」とうなだれた。

 5年ぶりのJ1復帰となったシーズンは2試合連続の無得点で開幕2連敗。厳しいスタートとなったが、「僕らに失うものは何もない。一つひとつ自分たちの課題をクリアして、1年間を通して残留という目標を達成できるように、今日の試合を無駄にしないでやっていきたい」と前を向いた。

 前半の45分間は、狙いどおりの守備ができたという手応えもあった。「自分たちが相手を引き込んで、コンパクトな中でスペースを与えず、0-0で抑えられたところではいい部分も多少出た」。しかし、後半2分のスーパーゴールで先制を許すと、同9分にはバックパスのミスから追加点を献上。「自滅も絡んで大差が付いた」(四方田修平監督)と、前がかりになったところで3失点目を喫した。

「この負けを糧にして続けていきたい。下を向かずにやっていくことが大事」と話す兵藤は「(横浜FM戦は)後半戦でもう1試合ある。そこで『札幌は変わったな』と言われるように、チームとしても個人としても成長して、1試合1試合を大事にしていきたい」と、後半戦での“リベンジ”も誓った。

(取材・文 西山紘平)

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