beacon

岡崎先発のレスターに復調の兆し! 降格圏ハルに逆転勝利でラニエリ解任後に今季初の2連勝

このエントリーをはてなブックマークに追加

MFリヤド・マフレズの逆転弾を喜ぶダニー・ドリンクウォーター

[3.4 プレミアリーグ第27節 レスター・シティ3-1ハル・シティ]

 プレミアリーグは4日、第27節を行った。FW岡崎慎司が所属するレスター・シティはホームでハル・シティと対戦し、3-1で勝利した。岡崎は前線からプレッシャーをかけるなど、献身的な動きでチームに貢献し、後半25分に交代した。

 前節、クラウディオ・ラニエリ前監督の解任後、初のリーグ戦でリバプールと対戦し、昨季の“奇跡の優勝”を彷彿させる攻撃から3-1で快勝したレスター。今節もメンバーに変更はなく、不動のメンバーにMFウィルフレッド・エンディディを加えた11人を、アシスタントコーチのクレイグ・シェイクスピア氏が送り出した。

 立ち上がりにDFウェズ・モーガンやDFロベルト・フートがセットプレーからゴールに迫ったレスターだが、得点を挙げられずにいると、前半14分に降格圏に沈むハルに先制点を許してしまう。エンディディのパスミスからカウンターを受け、MFカミル・グロシツキのクロスはGKカスバー・シュマイケルが弾いたが、こぼれ球をMFサミュエル・クルーカスに左足で押し込まれ、0-1。レスターは早々に追う展開となってしまった。

 それでも、前節で復調の兆しが見え始めたレスターは前半27分、DFクリスティアン・フクスとFWジェイミー・バーディとのパス交換で左サイドを崩すと、バーディが深くまで侵入し、マイナスに折り返したボールをフクスが右足で押し込み、1-1。フクスが相手ゴール前まで攻め上がり、試合を振り出しに戻した。

 後半の入りが良かったのはハルだった。同3分、グロシツキの右CKからDFハリー・マグワイアが右足で合わせ、GKシュマイケルも反応できなかったが左ポストを直撃。その後、ハルの時間が続いたが、昨季のPFA年間最優秀選手賞を受賞したレフティーが逆転の一撃を突き刺す。レスターは後半14分、フートのパスを右サイドで受けたMFリヤド・マフレズが中央にカットインし、3度の切り返しで相手を翻弄。個人技でシュートコースを作り、利き足とは逆の右足を振り抜き、ゴール右隅に流し込んだ。

 2-1と逆転に成功したレスターは、後半25分に岡崎に代えてMFデマライ・グレイ、同38分にマフレズを下げてFWイスラム・スリマニを送り込む。同39分には、FWウマル・ニアッセの右足ミドルがゴール左隅を捉えたが、GKシュマイケルが指先で枠外に弾き出し、失点は免れた。すると、終了間際の45分、右CKからオウンゴールで加点。試合はそのまま3-1で終了し、皮肉にもラニエリ解任後に今季初の2連勝となった。


●プレミアリーグ2016-17特集
●欧州組完全ガイド

TOP