[3.4 ベルギーリーグ第29節 ベフェレン2-3ゲント]

　ベルギーリーグは4日、第29節を行い、FW久保裕也の所属する7位ゲントは敵地で12位ベフェレンと対戦し、3-2で逆転勝利した。左ウイングでリーグ戦6試合連続スタメンとなった久保は、2-2の後半28分に2戦連発となる決勝ゴールを記録。移籍後4得点目を挙げた久保は初のフル出場も果たし、優勝を懸けて戦う「プレーオフ1」圏内の6位以内に望みをつないでいる。

　試合は序盤から激しく動いた。前半17分、ベフェレンのDFニールス・デ・スフッテルが危険なタックルで一発退場。数的優位に立ったゲントだが、同28分に右サイドを崩されると、クロスが流れたところをPA内中央のFWオリビエ・ミニに右足で蹴り込まれ、先制を許した。

　ゲントも前半42分に右クロスをファーのFWジェレミー・ペルベがヘディングで叩き込み、同点に追いつく。しかし同45分にミニの右足ミドルでまたしてもリードを許し、1-2で前半を終えた。

　1点ビハインドのゲントは後半12分にペルベが右からの折り返しを左足で押し込み、自身2得点目で再び同点とする。そして同28分、ついに逆転に成功した。

　ゲントは自陣からパスをつないで敵陣に攻め込むと、PA手前中央で久保が縦パスを受ける。トラップと同時に前を向いた久保は左に持ち出しながらコースを作り出し、左足のグラウンダーのシュートをゴール右に突き刺した。

　久保は前節のムスクロン戦(3-1)に続くゴールで移籍後4得点目。ゲントはその後、ピンチを迎えながらも久保が奪ったリードを最後まで守り切り、3-2で逆転勝利を飾った。リーグ戦はラスト1試合。6位と勝ち点1差の7位をキープし、プレーオフ進出へ可能性を残した。

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