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[MOM2059]実践学園DF三澤健太(2年)_先制ゴール決めて完封勝利も!目標は「隙のないCB」

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前半30分、先制点を決めたDF三澤健太中心に喜ぶ実践学園高イレブン

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[3.4 T1リーグ第3節 実践学園高 2-0 駒澤大高 実践学園高尾G]

 本人も「あの時間帯に取れたのは大きかったと思います」と振り返る貴重な一撃。実践学園高は、左ストッパーのDF三澤健太(2年)が先制ゴールに加えて守備でも無失点と、攻守両面において選手権8強・駒澤大高撃破に貢献した。

 前半30分、実践学園は右FKのチャンスを得ると、左MF山内稔之(1年)が入れたボールをニアのFW武田義臣(2年)がわずかに頭で触って後方へそらす。これを「関一戦の1点目もFKからだったので(その際の得点者はDF斎藤彰人、2年)。この位置なら行けるかなと思った」という三澤が頭でゴール右隅へ押し込んでリードを奪った。

 攻撃面では駒大高が得意な空中戦勝負にならないように、グラウンダーのボールを多用。三澤は右DF斎藤とともにサイドチェンジも意識しながらボールを動かした。そして守備面では声で周りを動かすと同時に、前節・関東一高戦前から多く取り組んでいたという1対1や2対1の状況で奮闘。「(相手が)隙出したら積極的に取りに行こうとしていました」と説明したDFはかわされるようなシーンもあったが、スライディングタックルなど積極的な守備でインターセプトするなど、チームメートたちとともに強豪を無得点に封じ込んだ。

 前所属は中体連の瑞雲中(東京)というDFの目標は隙のないCBだ。空中戦やキックの部分など課題を持って取り組むこと。「まだまだ弱いので改善して隙の少ないCBになりたい。色々なDFのいいところを見習っていきたい」。空中戦で抜群の強さを見せる斎藤やカバーリングに長けたDF尾前祥奈主将(2年)といった仲間やプロの選手たちから学びながら「隙のないCBへ」進化を遂げる。

(取材・文 吉田太郎)

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