[3.5 プレミアリーグ第27節 トッテナム3-2エバートン]

　プレミアリーグは5日、第27節2日目を行った。トッテナムはホームでエバートンと対戦し、3-2で勝利した。

　今季もここまでわずか3敗と優勝を狙える2位につけているトッテナム。前節ハットトリックを達成し、17得点で得点ランキングトップタイのエースが、好調そのままに先制点を挙げる。前半20分、DFベン・デイビスのパスを左サイドで受けたFWハリー・ケインが前を向いて、相手のマークが甘いとみるや迷うことなく右足一閃。ほぼ無回転のシュートがゴール左に突き刺さり、エースの驚愕ミドルでトッテナムがスコアを1-0に動かした。

　さらに直後の前半21分にも、MFクリスティアン・エリクセンとのワンツーから相手DFをかわして左足を振り抜くも、至近距離でGKホエル・ロブレスに止められる。同25分には、DFカイル・ウォーカーのスルーパスからエリクセンが抜け出すも右足シュートはゴール左。同28分のMFビクター・ワニャマの左足ミドルシュートも左ポストに嫌われ、前半のうちに突き放すことはできなかった。

　後半も主導権を握るトッテナムは同8分、左サイドのデイビスのクロスをMFデレ・アリがヘディングシュート。同9分にもDFヤン・フェルトンゲンがドリブル突破から左足シュートを放つ。攻撃の手を緩めずに攻め続けると、同11分に再びエースがゴールネットを揺らす。

　トッテナムは、GKからパスを受けたエバートンのMFモルガン・シュネデルランに対し、MFムサ・デンベレとデレ・アリがプレッシャーをかけ、ボールがゴール方向に転がる。これにいち早く反応したケインがGKとの1対1を冷静に制し、右足でゴールに流し込んだ。

　2点ビハインドのエバートンは後半19分にMFジェームズ・マッカーシー、同20分にFWケビン・ミララスと立て続けに投入する。すると、徐々にボールを支配する時間が長くなり、迎えた同36分にこちらもエースがゴールネットを揺らした。ミララスのパスを受けたFWロメル・ルカクがフェルトンゲンのマークをはがして、PA内から右足シュートをゴール左に流し込み、2-1。1点差に詰め寄る。

　直後の後半37分、トッテナムはケインに決定機が訪れるも、チップキックはGKロブレスに止められた。それでも、同アディショナルタイム2分に完全に裏を取ったデレ・アリがダメ押し。直後に1点を返されたが、トッテナムが3-2で逃げ切り、プレミアリーグでのクラブ新記録となるホーム9連勝を飾った。

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