beacon

長谷部、ブンデス通算235試合出場で奥寺氏の記録を31年ぶりに更新も…チームは泥沼4連敗

このエントリーをはてなブックマークに追加

MF長谷部誠はブンデスリーガの日本人最多出場記録を更新するも、チームは泥沼の4連敗となった

[3.5 ブンデスリーガ第23節 フランクフルト1-2フライブルク]

 ブンデスリーガは5日、第23節3日目を行い、MF長谷部誠の所蔵するフランクフルトフライブルクと対戦し、1-2で逆転負けを喫した。2月28日のDFBポカール(ドイツ国内杯)準々決勝ビーレフェルト戦(1-0)は発熱のため欠場した長谷部だが、この日は3バックのリベロで先発復帰。リーグ戦は16試合連続の先発となり、奥寺康彦氏が1986年に樹立した日本人最多出場記録を塗り替えるブンデスリーガ通算235試合出場を達成した。

 先に試合を動かしたのはリーグ戦3連敗中のフランクフルトだった。前半11分、長谷部の横パスをDFマイケル・ヘクターがダイレクトで自陣から前線へロングパス。これに反応したFWアンテ・レビッチがDFと激しく競り合ったこぼれ球をFWブラニミール・フルゴタが拾って、PA内から冷静に左足で流し込んだ。

 フランクフルトが4試合ぶりの得点で先制したが、フライブルクもすぐさま反撃を仕掛ける。前半25分、MFニコラス・ヘフラーのスルーパスが長谷部の横を抜けてFWフロリアン・ニーダーレヒナーに通ると、GKと1対1を迎えたニーダーレヒナーはGKルーカス・フラデツキーをかわして無人のゴールへ流し込み、1-1の同点に追いついた。

 フランクフルトは前半32分、長谷部の左CKからファーサイドに走り込んだレビッチが頭で合わせ、ゴールネットを揺らすが、ゴール前でGKアレクサンダー・シュボロフの動きを妨害したMFミヤト・ガチノビッチのファウルを取られ、得点は認められない。長谷部の“幻のアシスト”で勝ち越しゴールとはならず、前半は1-1で折り返した。

 すると後半14分にフライブルクが試合をひっくり返した。MFビンチェンゾ・グリフォがMFマイク・フランツとのワンツーからゴール前にスルーパス。またしてもノーマークになったニーダーレヒナーがGKとの1対1を制し、2-1と逆転に成功した。

 フランクフルトは後半20分、DFタレブ・タワサに代わってMFアイメン・バルコックが入り、システムを4バックに変更。長谷部はそのまま4バックのセンターバックを務めた。両サイドをより攻撃的にシフトし、同点ゴールを目指すが、2点目が遠く、そのまま1-2で試合終了。リーグ戦は泥沼の4連敗となり、長谷部の記録的一戦を勝利で飾ることはできなかった。

●欧州組完全ガイド
●ブンデスリーガ2016-17特集

TOP