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アンチェロッティ「ベンゲルには同情するが…手は抜かない」

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ベンゲル監督に同情を示したカルロ・アンチェロッティ監督

 バイエルン(ドイツ)は7日、UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)の決勝トーナメント1回戦第2戦でアーセナル(イングランド)と敵地で対戦する。ホームでの第1戦を5-1で制したバイエルンだが、カルロ・アンチェロッティ監督はアーセン・ベンゲル監督を取り巻く現状に同情しつつも一切手は抜かないと話した。英『スカイ・スポーツ』が伝えている。

 相手のアーセナルは逆風の中でこの一戦を迎える。2月15日の第1戦はバイエルンの本拠地で1-5の大敗を喫し、8強入りは絶望的な状況。また、4日に行われたプレミアリーグ第27節のリバプール戦では1-3で敗れたばかりか、ベンゲル監督がエースのFWアレクシス・サンチェスを先発から外したことで、チームの内紛も噂されている。

「私たちの仕事では、批判を受けることが常だ」と話すアンチェロッティ監督は、「同じ監督として彼には同情するよ。1人の人間として、彼とは良い関係にあるからね。彼のことはとても尊敬している。彼がアーセナルで成し遂げたことは、誰にでもできるようなことじゃない」とベンゲル監督の苦悩に理解を示した。

 それでも「私たちはベストを尽くす」と勝負は別であると明言。「重要な試合になる。そしてアドバンテージがあるのはこちらだ。自分たちの持っているクオリティーを発揮し、良い試合にしたいと思う」。またベンゲル監督との不仲説もささやかれるサンチェスについても「彼はとても強く、怖い選手だ。もし彼がプレーするのなら、コントロールしなければならないのは明らかだ。とても素早いし、素晴らしいクオリティーを持っている選手だからね」と警戒し、ベスト8進出に向けて油断はないと強調した。


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