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ベンゲルが試合前に予防線?「20年間のたった2週間だけで将来が決まるわけではない」

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自身の去就について言及したアーセン・ベンゲル監督

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)の決勝トーナメント1回戦第2戦が7日に開催され、アーセナル(イングランド)はホームでバイエルン(ドイツ)と対戦する。第1戦で喫した1-5の惨敗からの大逆転を目指すアーセン・ベンゲル監督は、自身の去就がここ最近の試合で決まるものではないと釘を刺した。

 2月15日に行われた欧州CL決勝トーナメント1回戦第1戦でバイエルンに1-5で大敗したアーセナル。同20日のFA杯5回戦のサットン(5部相当)戦こそ2-0で勝ち星を挙げたが、今月4日のプレミアリーグ第27節でリバプールに1-3で敗れ、欧州CL出場圏外となる5位に転落した。

 英『スカイ・スポーツ』によると、ベンゲル監督は自身の去就が「大きな将来図」に基づいて決定するものだと言及。「1つや2つの悪い結果だけで将来を決めるようなことはしない」と、ここ数試合の成績では決まらないことを強調している。

「クラブを次のレベルに引き上げるというのであれば、より大きな将来図を用意しなければならない。あなたにはそのための覚悟があるか? 20年のうちのわずか2週間だけで決断を下す必要はない。自分が曲がり角に来ているとは感じていないよ」

 監督就任から20年間という長期政権を築きながら、今季終了までとなっている契約をまだ更新していないベンゲル監督。7シーズン連続のベスト16敗退という不名誉な記録は避けられない状況となっているが、第2戦のバイエルン戦について欧州サッカー連盟(UEFA)の公式サイトを通じ、「現在の状況で我々が有利なのは、あれこれ考える必要がないという点だけだ。ほかに選択肢はない。攻めてゴールを奪いにいくしかない」と気丈に前を向いた。


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