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ドイツ遠征中の全日本大学選抜、デュッセルドルフに3発逆転!旗手、脇坂、三笘がゴール

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 ドイツ遠征中の全日本大学選抜は現地時間7日にデュッセルドルフと強化試合を行い、3-1の逆転勝利を収めた。前半38分に失点したが、後半にFW旗手怜央(順天堂大1年=静岡学園高)のゴールで追いつき、MF脇坂泰斗(阪南大3年=川崎F U-18)が逆転弾。MF三笘薫(筑波大1年=川崎F U-18)がダメ押しの3点目を決め、勝利を飾った。

 先発はGK小島亨介(早稲田大2年=名古屋U18)、DFラインは右から岩武克弥(明治大2年=大分U-18)、鈴木準弥(早稲田大3年=清水ユース)、菊池流帆(大阪体育大2年=青森山田高)、黒川圭介(関西大1年=大阪桐蔭高)。ダブルボランチを重廣卓也(阪南大3年=広島皆実高)と守田英正(流通経済大3年=金光大阪高)が務め、2列目右に名古新太郎(順天堂大2年=静岡学園高)、左に松田天馬(鹿屋体育大3年=東福岡高)。2トップをジャーメイン良(流通経済大3年=流通経済大付柏高)と中野誠也(筑波大3年=磐田U-18)が組んだ。なお、デュッセルドルフはMF金城ジャスティン俊樹が先発した。

 立ち上がりにはジャーメインがチャンスを迎えたが決めきれず。その後も細かなミスが続き、なかなかリズムをつくれない。15分過ぎには中盤の守田が前線へスルーパス。PA右へ名古が抜けるもDFにカットされた。相手の早い寄せに慌ててのピンチは菊池と鈴木のCBコンビで冷静に防いだ。それでも前半38分に失点。自陣左サイドから押し込まれ、折り返しを決められた。

 1点を追うことになった全日本は左SBの黒川に代わり、DF宮大樹(びわこ成蹊スポーツ大3年=清明学院高)を投入。直後に自陣内で宮が振り切られ、ピンチを迎えたが守護神・小島がシュートストップし、難を逃れた。前半を0-1で折り返す。

 迎えた後半は大幅にメンバーを変更。最終ラインは前半終了時と変わらずGK小島、DFは右から岩武、鈴木、菊池、宮。ダブルボランチはMF脇坂泰斗(阪南大3年=川崎F U-18)とMF柴戸海(明治大3年=市立船橋高)が務め、2列目は右に米田隼也(順天堂大3年=静岡学園高)、左に三笘薫(筑波大1年=川崎F U-18)。2トップを山口一真(阪南大3年=山梨学院大附高)と旗手怜央(順天堂大1年=静岡学園高)が務めた。

 開始4分には脇坂が中盤から絶妙なスルーパス。旗手が抜けたがオフサイドの判定。同12分にはPA右から山口が仕掛けてシュートを狙うもGKに止められた。直後には右CKを獲得。山口が蹴り入れたボールに正面の菊池が頭で合わせる。フリーで頭一つ抜けた一撃だったが、わずかにクロスバー上へ外れた。

 攻勢を強めると後半18分に追いつく。左サイドから山口の折り返しを旗手が決め、1-1と振り出しに戻した。直後に菊池は交代。代わってDF鳥海晃司(明治大3年=千葉U-18)が入る。その後は押し込まれるシーンもあったが、岩武の身体を張った守備が光る。GK小島も躊躇なく前に出てはセーブした。

 そして後半20分に逆転に成功。右サイドから山口が仕掛け、折り返しを受けた米田の突破はカットされたが、こぼれを拾った脇坂がゴール右へシュートを決めた。2-1と全日本大学選抜が勝ち越した。そして後半39分には三笘が試合を決める3点目。そのまま試合は終了し、全日本大学選抜が3-1の逆転勝利を飾った。

 この後、全日本大学選抜はオランダでVVVと練習試合を行い、9日には韓国入り。12日にはデンソーカップ第14回大学日韓定期戦で全韓国大学選抜と戦う。

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