beacon

なでしこ、終了間際に勝ち越し許す…数的優位も蘭に敗れ6位終戦

このエントリーをはてなブックマークに追加

横山久美のゴールなどで2点差を追いついたなでしこジャパンだったが…

[3.8 アルガルベ杯5位決定戦 日本女子2-3オランダ女子]

 アルガルベ杯は8日、順位決定戦を行い、日本女子代表(なでしこジャパン)はオランダ女子代表と5位決定戦で激突。2-3で敗れ、6位で大会を終えた。大会を通しての成績は2勝2敗だった。

 グループリーグの戦いを2勝1敗で終えたなでしこジャパンは、グループBの2位で順位決定戦に進んだ。相手はグループCで2位だったオランダ。勝ったほうが5位、敗れれば6位という試合に臨んだ。

 日本は前半13分にCKのこぼれ球をMFデッカーに押し込まれて失点。さらに同18分には完全に崩されると、FWマルテンスに追加点を決められてしまう。いきなり2点を追いかける苦しい展開となった。

 しかし日本はすぐに反撃。前半19分にFW横山久美がロングシュート、横山の今大会4点目で1点差に詰め寄ると、同30分にはMF中島依美の右クロスに横山が飛び込む。ただシュートは枠を外れ、同点機を逸した。

 後半に入ると日本はMF宇津木瑠美とMF佐々木繭を投入。中盤をフレッシュにして同点を目指す。後半15分には相手DFファン・デン・ベルグが2枚目のイエローカードで退場。日本は数的優位にも立った。

 日本は後半28分にMF中里優とMF籾木結花を投入。攻撃陣に圧力を加えると、ついに同32分、籾木が左サイドから入れたクロスがオウンゴールを誘発。日本が同点に追いついた。

 しかし90分終了、延長なしのPK戦も見えたアディショナルタイム3分、FWミエデマにエリア内で突破を許すと、混戦でシュートを打たれてしまう。DFも懸命にかき出そうとしたが、間に合わなかった。土壇場で勝ち越しを許した日本は6位で大会を終えた。

 試合後、高倉麻子監督は「課題ばかりかなという試合でした」と振り返ると、「勝負どころの甘さがある」と選手たちに成長を促した。今大会4得点とエースに成長しつつある横山も「力不足かなと思う」と反省し、リベンジを誓っていた。


●アルガルベ杯2017特集ページ

TOP