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イニエスタ、バケーロらに続き…バルサの歴史に刻まれたS・ロベルトの名

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決勝点を決めたMFセルジ・ロベルト

 バルセロナはチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦でパリSG相手に逆転勝利を収め、ベスト8進出を決めた。この結果を得てMFセルジ・ロベルトの名前がクラブの歴史に刻まれることは間違いなさそうだ。

 敵地の第1戦を0-4で落としていたバルセロナだが、本拠地カンプ・ノウで行われた第2戦で6-1と大勝してパリSGを下した。この試合の6点目、決勝ゴールを沈めたのがS・ロベルトだ。

 パリSGとの第2戦でスタメンから外れたS・ロベルトは、76分にMFラフィーニャ・アルカンタラと交代でピッチに入った。そしてアディショナルタイム、正確には94分39秒にネイマールのフィードに飛び込んだS・ロベルトのボレーがネットを揺らし、カンプ・ノウに歓喜が届けられた。

 これまでも、バルセロナファンの記憶に強く刻まれるゴールがあった。1986年のチャンピオンズカップ準決勝第2戦のピッチ・アロンソのゴテボルク戦でのハットトリックに、1992年のチャンピオンズカップ(CLの前身)2回戦第2戦のカイザースラウテルン戦でのホセ・マリア・バケーロの得点や、2009年のCL準決勝第2戦のチェルシー戦でのアンドレス・イニエスタの得点だ。

 今回、ここにS・ロベルトの得点が加えられることになった。バルセロナ期待のカンテラーノは試合後、「すごくうれしいよ!(決勝点は)とにかく全力で突っ込んだ。オフサイドかどうかは気にしていなかったし、どうやってゴールになったかさえよく分からなかったんだ」と値千金のゴールを振り返っている。

 奇しくも、ルイス・エンリケ監督は昨年12月にS・ロベルトに対して「もっとゴールを狙ってほしい」と要求していた。パリSG戦のゴールは、S・ロベルトの今季初得点だった。最も必要な瞬間に記録された得点は、今後もバルセロナの人々に語り継がれるだろう。


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