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3バック採用のマンU、悪条件に苦しみドローも…アウェーゴール奪いホーム第2戦へ

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ヘンリク・ムヒタリアンが貴重なアウェーゴールを奪った

[3.9 EL決勝トーナメント2回戦第1戦 ロストフ1-1マンチェスター・U]

 ヨーロッパリーグ(EL)は9日、決勝トーナメント2回戦第1戦を欧州各地で行った。マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)は敵地でロストフ(ロシア)と対戦し、1-1で引き分けた。第2戦はユナイテッドのホームで16日に行われる。

 4日のプレミアリーグ第27節で数的優位にも関わらず、ワトフォードと1-1で引き分けたユナイテッドは、メンバーを8人変更。3-5-2のフォーメーションを採用し、ウィングバックにMFダレイ・ブリントとMFアシュリー・ヤング、前線にFWズラタン・イブラヒモビッチとMFヘンリク・ムヒタリアンが入った。

 ジョゼ・モウリーニョ監督が前日会見で、「あれをピッチと呼べるのか」と語ったように、難しいピッチコンディションに苦戦を強いられたユナイテッド。なかなか決定的な場面を作れないでいたが、前半35分にワンチャンスをモノにする。センターサークル内からのロングフィードをPA左のMFマルアン・フェライニが胸でおさめ、イブラヒモビッチにパスを送る。ライン際でイブラヒモビッチは巧みなボールコントロールでマイナスに折り返し、ムヒタリアンが左足で流し込み、先制に成功した。

 アウェーゴールを積み上げたいユナイテッドだが、立ち上がりにわずかな隙を突かれ、同点に追いつかれてしまう。同8分、MFツィマフェイ・カラチョウの浮き球パスに反応したFWアレクサンドゥル・ブハロフが胸トラップから右足ボレー。飛び出したGKセルヒオ・ロメロも止めることができず、試合は振り出しに戻った。

 追いつかれたユナイテッドは後半12分、負傷明けのムヒタリアンを下げて、FWアントニー・マルシャルを投入。しかし、攻撃のリズムは変わらず、逆に相手に攻め込まれる時間が続く。それでも、DFマルコス・ロホとDFクリス・スモーリング、DFフィル・ジョーンズの3バックが最後のところで体を張り、追加点を許さず、試合はそのまま1-1で終了。引き分けに終わったが、ユナイテッドは貴重なアウェーゴールをもって、ホームでの第2戦を迎える。


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