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フランスでは“カンプ・ノウの悲劇”、メディア「屈辱」選手「説明できない」

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世界中に衝撃を与えたバルセロナの大逆転勝利だが、フランスでは悲劇と伝えられている

 バルセロナの選手たちは試合中、「もう終わった」と話していたという。

 8日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)の決勝トーナメント1回戦第2戦、パリSGは敵地でバルセロナと対戦。ホームでの第1戦を4-0で勝利していたパリだが、1-6で敗れ、まさかの大逆転負けを喫した。

 “奇跡”が世界中に衝撃を与えているが、パリSGからすれば“悲劇”でしかない。パリSGは後半17分にはFWエディンソン・カバーニがアウェーゴールを奪った。ただこのことすらも、奇跡を演出する要素の一つになってしまった。

 uefa.comによると、フランス紙『レキップ』は“悲劇”を「言葉にならない」と報道。1993年にフランス代表がW杯本大会出場を逃した際に使用した見出しを再利用して、次のように衝撃を伝えている。

「88分の時点でも準々決勝進出は確実だったが、パリSGは7分間で3点を失い、バルサの歴史的な大逆転突破を許した。このような屈辱を味わった今、パリの全プロジェクトに暗雲が立ち込めている」

 選手たちも現実を受け止めるのに必死の様子。『レキップ』によるとMFマルコ・べラッティは「カバーニのゴールで、僕らはいくらか落ち着いた。バルセロナの選手に話しかけると、“もう終わったよ”って話していたんだ」とピッチ上でのやり取りを明かし、次のように続けている。

「僕らは7分間で3得点を取られた。説明できないけど、それがサッカーというものなんだと思う。一生忘れない試合になるだろう。全員にとって教訓となる試合になることを望む」

「頭を上げるだけの強さを身につけなければならない。漢にならなければならないんだ。僕らは全員、悲しみに包まれている。僕らは負けた。それも1-6でだ。しかも審判のせいじゃない。僕ら自身に責任があるんだ」

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