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仏帰国の選手たちを襲撃…ファン暴徒化で空港大混乱、パリSGは公式声明で非難

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パリSGの選手たちが帰国した空港で襲撃された

 パリ・サンジェルマンは9日、ファンからの選手を侮辱する発言があったことや、複数の車両が襲撃を受けたことを報告。公式サイトに声明を出し、こうしたいずれの行為を非難した。

 パリは8日に敵地で行ったバルセロナとのUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)の決勝トーナメント1回戦第2戦に1-6で敗戦。第1戦を4-0で制していたパリSGが、大逆転負けを喫した。

 試合展開もあって、世界中に衝撃を与えたが、フランス国内では惨劇として伝えられている。フランス紙『レキップ』は1993年にフランス代表がW杯本大会出場を逃した際の報道を重ね合わせ、歴史的な敗戦を伝えた。

 8日夜にパリSGの選手たちはフランスに戻ったが、ル・ブルジェ空港は大混乱。暴徒化したファンが選手たちに罵声を浴びせ、襲い掛かろうとした者もいたという。セキュリティを強めていたというが、混乱を抑えることは出来なかった。

 またクラブによると、暴徒化したファンのうちの一人が、それを収めようとした車に引かれる事故も発生した。MFチアゴ・モッタが運転する車だったという報道もある。この件については警察も介入して、徹底的に調査を行うとしている。

 クラブは「個人による理解しがたい行動や言動を強いく非難する」と声明を結んだ。

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