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谷口彰悟が“101試合目”の渾身ヘディング弾!多摩川クラシコへ「嘉人さんに負けたくない」

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サポーターに挨拶するDF谷口彰悟

[3.10 J1第3節 川崎F2-1柏 等々力]

 等々力競技場で今季初勝利を飾った。川崎フロンターレは公式戦2戦2分と未勝利だったホームで今季初白星。DF谷口彰悟は「ホッとした。ホームで早く勝ちたかった」と胸をなでおろした。

 立ち上がりから押し込んだ。前線の選手が流動的にポジションを変えながら攻撃のリズムをつかみ、MF中村憲剛やFW小林悠が流れの中からシュートを連発。「前半から圧倒できていた。セットプレーはチャンスだと思った。昨日の練習も良い感じで合っていたので、いけるかなという気持ちはあった」。

 迎えた前半42分、左CKからMF中村憲剛が右足でピンポイントクロスを供給。これに高い打点で合わせると、渾身のヘディングシュートを叩き込んだ。前節の鳥栖戦(1-1)でJ1通算100試合出場を達成した背番号5。均衡を破った“101試合目”の祝砲に、「(中村)憲剛さんがいいボールをくれたので落ち着いて決められた」と笑顔をこぼした。

 プロ入り4年目。今季は副キャプテンとDFリーダーに就任し、「中心となってやっていかないと受けない自覚はある」。この試合で最終ラインにはDF奈良竜樹が昨季の第1ステージ12節神戸戦以来、約10か月ぶりに先発入り。「久々に組んだけど問題なかった。奈良自身も気合が入っていた」と復帰を喜んだ。

 後半16分には右CKからFW武富孝介のヘディング弾を献上してしまったが、同25分にDF中山雄太が退場となり、1人少なくなった柏の攻撃をシャットアウト。前線から連動したプレスで相手の攻撃を潰し、「今日は全体としてタイトに守備ができた。監督が求めるハードワークに対して、1人1人の意識が上がってきている」と手応えを口にした。

 14日のACL広州恒大戦を挟み、18日にはFC東京との“多摩川クラシコ”が控えている。昨季までチームメイトだったFW大久保嘉人とマッチアップすることになるが、「嘉人さんには負けたくない。意識していますね。絶対にやらせたくない」と対戦を心待ちにしていた。

(取材・文 佐藤亜希子)
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