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[Blue Wave winter league 2017 中四国S-1]最終節を前に玉野光南が首位浮上

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玉野光南高vs松山工高

 中四国強豪8チームが冬季にチーム強化と選手育成を目指す「Blue Wave winter league 2017 中四国S-1」は11日、高知県黒潮町で第6節4試合と未消化だった第3節の広島観音高(広島)対境高(鳥取)戦を行った。

 12日の最終節を前に首位が入れ替わった。第5節まで首位の香川西高(香川)は広島観音と対戦。両校ともにケガなどで主力の多くが不在だった試合は、CB今野優利らを中心とした守りと、FW村越大星とDF大崎翔市のゴールなどによって広島観音が3-0で快勝した。
 
 一方、勝ち点2差で香川西を追っていた玉野光南高(岡山)は前半5のゴールで松山工高(愛媛)に快勝し、首位へ浮上した。MF朝原康平やMF花岡昇洋を中心に攻めた玉野光南は、FW中原啓介とFW飯尾柊太がそれぞれ2発、またMF河田克樹もゴール。一方、主力5名が愛媛県の強化練習会のために不在だった松山工は彼らが合流する最終日に勝利を目指す。

 優勝の可能性のあった3位・明徳義塾高(高知)は積極的な守備を見せる境と対戦。MF服部俊也が存在感を見せる境にサイドから崩され、俊足FW根平雄登に先制点を奪われた。MF江口隆史らが不在の明徳義塾はMF清水侑季中心に反撃し、後半19分にFW高橋厚樹のゴールで同点に追いつく。だが、29分に境MF木村拓樹に決勝点を許して1-2で敗れた。

 広島国際学院高(広島)はMF野田貴也の直接FKによるゴールとMF久保田将弘のゴールによって2点を先取。CB椋田亮太中心に守り、帝京五高(愛媛)に2-0で勝った。帝京五はFW小谷堅秦を起点に左FW横川晴海らを活用した攻撃で反撃したが、1点を奪うことができなかった。

 広島観音対境戦は後半30分と34分にFW谷村優太が決めたゴールによって境が逆転勝ち。この結果、優勝争いは首位・玉野光南と2位・香川西の2チームに絞られた。最終節は4位・広島国際学院から5位・帝京五、6位・松山工、7位・広島観音、そして最下位の境まで下位5チームが勝ち点差1の中にひしめく中で開催されることになった。最下位1チームが自動降格。S2リーグの参入決定戦(倉敷翠松高対徳島北高)の勝者が来季S1リーグへ昇格する。

(取材・文 吉田太郎)
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